ナガラミ
コメ価格下落続く 「コメ余り」と農家負担が広げる不安
2026/5/17(日) 15:24
松平尚也
宇都宮大学農学部助教、博士(農学)
「令和のコメ騒動」で急騰したコメ価格が、現在は下落基調に入っている。店頭では5キロ3000円台の商品も増え、流通現場では値下げ競争が広がっている。背景には、価格高騰による消費減退に加え、備蓄米放出や輸入米増加による供給拡大がある。特に新米シーズンを前に、流通業者や販売店では在庫処分を急ぐ動きが強まっており、市場では“コメ余り”への警戒感が広がりつつある。
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コメ5キロの平均価格は、前の週より54円安い3742円と3週連続の値下がりとなりました。
出典:TBS NEWS DIG Powered by JNN 2026/5/15(金)
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コメの民間在庫が全国で過去10年で最多となる一方、店頭価格は高止まりが続くという逆転現象が起きている。
出典:FNNプライムオンライン 2026/5/15(金)
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◇エキスパートの補足・見解
今回の価格下落の背景には、政府の需給見通しの見誤りによる市場混乱がある。2025年のコメ取引では不透明感が残り、高値での集荷競争が発生した。しかし全体としては備蓄米放出や輸入米増加、7年産米の供給拡大によって供給が増加した一方、価格高騰による“コメ離れ”で需要は想定以上に落ち込んだ。コメの1人当たり消費量は減少し続けている。
その結果、小売りや卸では新米シーズン前に在庫処分を急ぐ赤字覚悟の値下げも起きている。ただし、農家側では中東情勢悪化による原油高で、軽油や肥料、包装資材などのコスト上昇が続いている。短期的には下落基調が続く可能性があるが、過度な低米価は生産基盤そのものを弱体化させる懸念もある。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a3c3ad8f604f71a3afc436151a5345ba248477eb
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