【訃報】漫画家・鹿子さん死去 37歳 脈絡膜悪性黒色腫で闘病

匿名

ラメ

25/12/22 06:43:48

漫画『満州アヘンスクワッド』の作画担当で知られる鹿子さんが、11月8日に脈絡膜悪性黒色腫のため亡くなった。37歳だった。連載誌『ヤングマガジン』編集部が22日に発表した。

今回、編集部は「『満州アヘンスクワッド』の漫画担当である鹿子先生が2025年11月8日に脈絡膜悪性黒色腫のためご逝去されました。37歳でした。鹿子先生の素晴らしいご活躍に感謝と敬意を表すると共に、心よりご冥福をお祈りいたします」と報告した。

今後の掲載については「鹿子先生からは生前に『自分の身に何かあった場合は代筆の方を立てて物語を完結させてほしい』という言葉を預かっておりました。代筆をお願いする方については未定ですが、編集部として鹿子先生の想いを継ぎ『満州アヘンスクワッド』を完結まで導いていく所存です。今後の『満州アヘンスクワッド』につきましては、ヤングマガジン本誌ならびに作品公式Xにて告知させていただきます」と伝えた。

 『満州アヘンスクワッド』は、「満州で一番軽いものは、人の命だ」。昭和12年を舞台に関東軍の兵士として満州にやってきた日方勇が、戦地で右目の視力を失ってしまう。「使えない兵隊」として軍の食糧を作る農業義勇軍に回され、上官に虐げられる日々を送るも、ある日農場の片隅でアヘンの原料であるケシが栽培されていることに気づく。病気の母を救うためアヘンの密造に手を染める勇だったが、その決断が自身の、そして満州の運命を狂わせていく…というストーリー。

脈絡膜悪性黒色腫は、ぶどう膜(脈絡膜、毛様体、虹彩)悪性黒色腫に含まれ、成人の眼球内に生じる悪性腫瘍です。国内の発症は年間50名程度と推定されている希少ながん。初期ではあまり症状がないが、進行すると視界が欠ける・ぼやける・歪むなどを自覚するようになる。腫瘍の大きさにより治療方法が異なり、進行して腫瘍が大きい場合は眼球摘出となるが、そうでなければ小線源治療や粒子線治療など放射線治療による眼球温存治療も選択が可能、(国立がん研究センター 希少がんセンターの公式サイトより引用)。

12/22(月) 1:21配信 オリコン
https://news.yahoo.co.jp/articles/e658e9de6109f295d9d58ff5fbff6cdf661bc8e6

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