「世界シェア7割」を独占!日本企業が握る半導体微細化の生命線"フォトレジスト"

匿名

磨石

25/11/26 14:42:03

「世界シェア7割」を独占! 東洋合成工業が握る半導体微細化の"生命線"

2025/11/21 13:00
東洋経済オンライン

世界シェアナンバー1の日本企業は今も多数存在し、日本経済のみならず世界経済を支えている。特に小規模なマーケットで世界シェアが圧倒的に高く、世界のサプライチェーンで非常に重要な企業が日本にはたくさんある。

■世界シェア約70%「あらゆるタイプの感光材を製造」

東洋合成工業は、半導体の製造に使用されるフォトレジストの主要原料である感光材を製造している。その世界シェアは約70%。

フォトレジストとは特定の光を受けると性質が変わる液状の化学薬剤だ。半導体の製造では、半導体の基板となるシリコンウエハーの上に酸化膜・窒化膜を形成したあとにフォトレジストを塗る。その後、光線で回路図を焼き付ける。

フォトレジストの世界主要メーカーは東京応化工業、JSR、信越化学工業、住友化学、富士フイルムの5社。この5社で世界シェアの9割を占める。東洋合成はこうした企業に感光材を販売している。

フォトレジストにもさまざまな種類があり感光材もさまざまだが、東洋合成はあらゆるタイプの感光材を製造できる。

半導体の製造過程ではわずかなホコリやチリも許されない。シリコンウエハーの直径を300ミリメートルとすると10ナノメートルのゴミがあるだけで、その半導体は不良品となり使いものにならない。ナノレベルで表現しても実感がわかないかもしれないが、例えるなら日本列島の広さの場所に10円玉大の汚れが許されないというレベルだ。

>>1につづく

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  • No.1 磨石

    25/11/26 14:42:44

    純度の高いフォトレジストを製造するには純度の高い感光材が必要であり、東洋合成はこの要求に応える高い技術を有する。

    フォトレジストの材料は感光材以外に高純度溶剤とポリマー(樹脂)などもあるが、東洋合成はこれらも製造している。「フォトレジストの材料すべてを製造しているのは東洋合成工業だけだ」(木村有仁社長)。

    (略)

    ■経済安全保障上も重要な位置を占める

    数百ある半導体の製造工程では、企業同士のすり合わせが重要だ。長年のすり合わせによって構築された関係は強固であり、他社への置き換えは容易ではない。もし、材料を他社のものに変更した場合、同じ製品を製造できるかわからない。

    フォトレジストメーカーが材料を取引実績のない他社製品に変更するのは、リスクが高すぎる。もし変更するとしても膨大な件数のシミュレーションが必要になるので、莫大なコストがかかる。したがって、世界の主要フォトレジストメーカーと密接な関係を持つ東洋合成の優位が揺らぐことは考えにくい。

    ちなみに、東洋合成は財務省の「海外投資家の出資を事前審査する重点企業」リストに掲載されている。ここに掲載されたということは、日本政府が外資からの買収に対して重点的に保護する企業であるということ。東洋合成の技術が経済安全保障上とても重要であることを示している。

    https://toyokeizai.net/articles/-/913200

  • No.2 小石

    25/11/29 23:21:02

    CPU作るのに必要なビルドアップフィルムも日本の味の素のほぼ独占じゃなかったっけ?

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*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

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