碁石
2025年11月4日
日本で指定薬物エトミデートを電子たばこリキッドに混ぜて吸う「ゾンビたばこ」の乱用が急増し、沖縄を中心に10代・20代の若者が手足痙攣や意識喪失の症状で被害を受けている。5月に規制対象となったこの薬物は、中国からの密輸ルートで全国に広がり、10月には九州で初の密輸容疑者3人が逮捕された。警察はSNS販売の追跡を強化し、沖縄県は若者向け啓発を進めている。
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「ゾンビたばこ」、若者中心に摘発相次ぐ まん延の恐れ
2025年11月5日 11:39
若年層を中心に、指定薬物「エトミデート」の乱用が広がりつつある。海外では医療用として使用されるが、過剰摂取すると、手足がけいれんすることなどから「ゾンビたばこ」とも呼ばれる。今年に入り沖縄県を中心に摘発が相次いでおり、密輸グループも逮捕。首都圏で売りさばいた疑いがあり、捜査当局は全国でまん延する可能性もあるとみて、警戒を強めている。
エトミデートは海外の麻酔手術などに使われる鎮静剤で、脳の中枢神経に働きかけて神経の働きを抑える。意識を失ったり、立っていられなくなったりする場合もあり、日本では5月に指定薬物として規制され、使用や所持、輸入などが原則禁止された。
乱用拡大の中心といわれる沖縄。指定薬物となった5月以降、県内の初摘発は7月で、9月末までにエトミデートの所持で10人が逮捕、書類送検された。ほとんどが10、20代の若者で、高校生もいた。交通事故を起こしたケースもあった。
秘匿性の高い通信アプリには広告も出ているといい、「SNSを介して広がっている」(捜査関係者)。リキッド(液体)を電子たばこで吸引するケースが多く、味付き、味なしなどがあり、1個2万数千円で販売されている製品もあるという。
続く
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No.1 主 碁石
25/11/07 03:17:42
警察庁によると、規制開始から9月末までのエトミデートを巡る摘発者は沖縄が10人で最多だが、それ以外でも大分3人、三重2人、福岡1人と、各地に飛び火しつつある状況が浮かび上がる。
九州厚生局麻薬取締部と大分県警は、インドからシンガポール経由でエトミデート約100グラムを輸入したとして、中国籍の20代の男3人を8、9月に逮捕した。
麻薬取締部によると、3人は千葉県船橋市、埼玉県川口市などに居住。SNSで注文を受け、粉末エトミデートを自宅で液体状にしてカートリッジに詰め、首都圏で対面での販売を繰り返したとみられる。
捜査関係者は「当初は局地的な広がりと思っていたが、その後の捜査などで、日本にもエトミデートの市場ができつつあることが分かった」と危機感を示す。警察幹部も「乱用者が交通事故を起こして大ごとになる恐れもある。関係機関と協力しながら警戒を強めていく」と強調した。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD040TC0U5A101C2000000/
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