• No.2 飛石

    25/10/05 04:39:25

    ◆「死/ね」と言うのは許されるのに、教師は一発退場

    言葉の暴力も今の学校では、ふつうです。

    私の知人の教員は、ある朝、児童に「おはよう」と声をかけたところ、返ってきたのは「死/ね」だったそうです。児童の体調が悪い。家庭が荒れている。友人関係がうまくいっていない。そんなクサクサする出来事があったのかもしれません。けれども、教員が同じ言葉を発したらどうなるか。一発で処分です。

    学校という場は、残念ながら「子どもは何を言っても許される」「教員は一言で処分される」という不均衡のうえに成り立っていると言わざるを得ません。この構造を放置すれば、子どもに責任を学ばせる機会を奪い、教員に萎縮と不信感だけを残すことになります。

    ◆「我慢しろ」というメッセージが教師を病ませる

    そうでなくても、多くの教員は疲弊しています。ある若手女性講師は、児童に腹を殴られ、校長にそれを報告しました。すると、校長は言ったそうです。「子どもを許してください」。その女性講師は心が折れて教職の道を断念しました。

    文部科学省の調査(2023年度)では、公立学校教職員の精神疾患による病気休職者数が7119人となり、3年連続で過去最多を更新しました。最大の理由(26.5%)は「児童・生徒対応」で、「職場の対人関係」や「事務的な業務」を上回っています。暴言や暴力を受けても「我慢しろ」というメッセージは、教員を病ませ、現場から人を失わせます。「教員は聖職者」という考え方がある一方で、「教員は労働者」であることも事実です。相手が未熟な子どもだから、と何をしてもいいことにはならないのは言うまでもありません。

    北海道の件ではこのような声もありました。

    「蹴られて蹴り返さず冷静に対応できる余裕を、教育委員会は現場に提供しているのか?」

    教育委員会は児童や保護者対応をすべて教員に押し付け、我慢と冷静さを求める。であれば、教員に対しても一定のケアがなされてもいいのではないでしょうか。

    続く

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