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斎藤元彦・兵庫知事「最側近」辞職から10か月、空席続く…職員退職は17年ぶりに100人超
2025/05/28 12:00
兵庫県政は昨年3月に内部告発問題が発覚して以降、停滞と混乱が続いている。
2人いる副知事のうち、斎藤元彦知事の最側近だった片山安孝前副知事は、告発した男性職員が死亡した責任を取り、昨年7月に辞職。後任が決まっていない。
有力視された県幹部は、今年3月末で任期を終えて出向元の総務省に戻り、6月議会で副知事人事が提案される見通しは立っていない。斎藤氏は後任選びを続けているが、幹部の一人は「県政が混乱する中で、『火中の栗』を拾う人はいない」と話す。
県職員の退職も相次いでいる。2024年度に知事部局の一般行政職員103人が、定年を待たずに自己都合退職した。23年度の74人から大幅に増え、100人を超えたのは07年度(115人)以来となった。
県は、退職者が増えた理由に転職市場の活性化を挙げるが、ある幹部は「将来的に県庁の中枢を担う優秀な職員が去っている。組織が見限られている」と危機感を強めている。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20250528-OYO1T50024/
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