母「一生が変わってしまう」、落雷事故で息子に重い障害…繰り返さないようにと訴え

匿名

自分を信じて、前に進め

25/05/24 17:26:46

【読売新聞】 4月に奈良市の学校グラウンドに雷が落ち、中高生6人が搬送された事故は、落雷事故の恐ろしさを改めて考えるきっかけになった。高知市の北村 光寿 ( みつとし ) さん(44)も約30年前…


1996年8月、土佐高校サッカー部1年だった北村さんは大阪府高槻市で公式試合に出場した。その日、同市では台風が接近し、大気は不安定だった。雷注意報が出る中で試合は実施され、北村さんは5分後に雷に打たれた。

(略)

約30年前の事故では、北村さんはすぐ救急搬送されたが、30分間心肺停止状態になった。電気ショックで蘇生したが、2か月間、意識が戻らなかった。「たくさんのチューブにつながれ、目を見開いた状態で、体は棒のように硬かった」。(略)

意識を取り戻した北村さんは両目失明、言語障害、手足が不自由になるなど重度の障害を負い、車いす生活となった。高知に戻った北村さんは当時の引率教員に「僕の体を元に戻してください」とままならない発語で訴えたという。

(略)約30年たっても落雷の事故がなくならない現状に、「未来のある中高生が雷に打たれる悲劇は二度と起こってはならない。落雷で一生が変わってしまうということを、広く学校関係者などに知ってもらいたい」と訴える。https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20250523-OYO1T50022/

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