• No.1 進むべき道がある

    25/03/28 11:13:09

    ■「令和の米騒動」長期化で方針を転換

    タンロンは昨年は日本政府が輸入米を無関税で受け入れるミニマムアクセス(最低輸入量、民間事業者が自由に用途を決められる枠は10万トン)の入札に参加していたが、輸出量と頻度を増やすため今年から一般輸入に切り替えている。輸入米の関税は1キログラム当たり341円で、ミニマムアクセス枠(最大1キロ上限292円の納付金がかかる)よりもコストがかかるが、日本のコメ価格高止まりをふまえると価格競争力は維持できると判断した。

    農林水産省の発表によれば、3月10日の週の全国のスーパーのコメ販売価格は前年同期2倍強の5キロ当たり4,172円。販売数量は前年同期12%減で800トンを割っている。

    一方でベトナムの南部メコンデルタ地域は今年、例年水準を2割ほど上回る豊作で、日本向けに販売可能な高品質な粒の収量も増え、単価も低下した。「安くてうまい」を掲げ売り込むにあたって、大きな追い風となっている。

    ■日本並みの品質に好評価

    タンロンは、日本が業務用に多く輸入している「カルローズ」(米国カリフォルニア州などで栽培されている中粒種のジャポニカ米)よりも日本のコメに味わいが近く、かつ、日本産よりも価格が安いという位置づけで越産米の売り込みを狙う。

    きらぼし銀担当者は、日本の小売り各社は安定供給が見込める代替生産地としてベトナムに注目しており、タンロンのコメは大手バイヤーからも評価を受けていると自信を示す。試食した大手スーパーの商品開発部担当者からも「特に春作の新米については日本産と並ぶレベルだ」との太鼓判を押された。

    続く

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

広告

返信コメント

  • まだコメントがありません

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。