刺殺された女性配信者の〝婚約者〟実名で激白　借金トラブル介入､タワマン生活､海外旅行

同年3月には「誓約書の書面違約金条項について対立」「愛里さん認識：『配信を邪魔されなければOK』」「高野氏認識：『違約させて借金を帳消しにするつもり』」「意見が対立し、その間配信の嫌がらせや妨害行為を受ける」と言及。

「高野氏は、代理人弁護士がいるからと愛里さんに弁護士に連絡を要求し、 愛里さんは弁護士に連絡」「愛里さんは弁護士に連絡したが着任していないことが判明」「その弁護士に嫌がらせをやめて欲しい、 配信できないと伝えて欲しいと連絡」といった出来事があり、「高野氏から 『愛里さんの要望通りそちらの弁護士と話す』 と突如理解し難い連絡が来てブロックされ一方的に連絡が遮断された」と説明。

佐藤さんは「弁護士をつけてもつけなくても高野氏は誓約書の違約金条項にはサインしない」 と考え弁護士をつけなかったといい、その後は高野容疑者から、連絡はくるがすぐにブロックされ一方的な主張のみで連絡が取れなかったとしている。

同年10月には、高野容疑者が頻繁に妨害し、 油井氏が佐藤さんにLINEで 「マジラヴ （高野氏）の件は様子見で良い？」と連絡し、 佐藤さんはこれに 「うぬ（うん）」と返答。

2025年1月に愛里さんの財産開示手続き開始したと説明した。同年3月、佐藤さんは生配信中に、高野容疑者に刺され死亡した。

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高野容疑者は2023年、佐藤さんにアパートを借りる費用など生活費として貸した金の返済を求めて提訴。訴訟記録によると、2022年9月～11月に12回にわたり計約254万円を送金したと主張した。

判決は佐藤さんに約250万円の支払いを命じた。しかし、判決後も返済はされず、高野容疑者は昨年1月、居住地を管轄する栃木県警に「判決が出たが相手の所在が不明になり、金を返してもらえない」と相談していた。

油井氏は16日、別のポストでは、「最上あい（佐藤愛里）について」と題して文書2枚を公開。

裁判と判決の背景として、「住所不定の愛里さんは、 公示送達にも気づかず訴えた側の高野さんの言い分が全て認められ勝訴を獲得している」「裁判判決の日は、12月19日、愛里さんが裁判が行われたことを知った日は1月15日である。 そのため不服申し立て期間をすぎており、これを認めた」と言及。

「借りたお金もあるが、 好意でもらったお金もあり、そのやり取りは様々だった。欠席裁 判による判決により全ての額が高野さん側の言い分で認められた」「その後、 255万0334円を改めて返済する意思を高野氏およびその弁護士に伝えた」と説明。

ネット上で拡散されているや情報について、「私が共犯や指示役は誤り」と説明。佐藤さんは「男性から金を巻き上げ豪華なタワマン・海外旅行」とするX上の書き込みもあったが、油井氏は「港区タワマンに住むお金持ち」 という報道は過去の話だと説明。

過去、事業が上手くいっていた時は住んでいたが、現在は東京郊外のマンションに住んでいるという。海外旅行については、「海外ディズニーに行った」という情報は誤りで、実際には大阪のUSJ（ユニバーサル・スタジオ・ジャパン）のニューヨークエリアに行っていたのだという。

ニューヨークエリアだったので、油井氏は 「日本とは違って時差が』」と発言したため、海外にいるのかと誤解を招いてしまったとしている。

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佐藤さんの婚約者を名乗る男性がXアカウントについては、フォロワー数55万人超の人気WEB漫画家、やしろあずき氏（35）が、「引用元のアカウントは本物です」「自分も最上あいさんとは多少交流がありました」とポストしている。

高野容疑者は、警視庁の調べに対し、「生活費や携帯料金などで200万円を超える金を貸した。貯金を崩し、消費者金融に借金をした」「金を返してくれなかった」「事件を起こして裁判になれば、自分に対して女性がしていることを、世の中に知ってもらえると思った」と供述。

佐藤さんは以前、山形県内のキャバクラで働いていた未婚シングルマザーで、経済的に困窮していたとの報道もある。今回の事件を巡る複雑な人間関係が明らかになる中、さらなる真相の解明が注目されている。

https://www.zakzak.co.jp/article/20250316-I63CQY6RZRF5HGVDKXNIGTLUG4/