• No.1 石の上にも三年

    25/03/21 20:29:12

    一部の児童が暴れ、机は倒れ、教科書は散乱。教室のあちらこちらから奇声があがっていました。ここまでひどい状態は初めてで、一瞬たじろいだ林さん。それでも暴れている児童に駆け寄り注意します。そのとき、その児童が思いもしない行動に出ました。ガブリ。林さんの右腕にかみついたのです。その力は強く、思わず児童の頭を叩きそうになりましたが、「手を上げたら校長が……」「保護者が……」「教育委員会が……」そんなことが頭をよぎり、振り上げた手を下ろし、ひたすら口で注意を促します。

    やっと噛むのをやめた児童。林さんの右腕からは血が……手当で保健室にいった林さん、心の中で、何かがプツンと音を立てて切れたような気がし、「うわあああああ、もう無理!」と、人目もはばからず号泣してしまったといいます。

    場合によっては傷害事件と騒ぐことはできたでしょうか。しかし校長からは「コトを荒げないように」と、なぜか林さんが注意される始末。思わず唖然としたという林さん。教師を辞める決心をしたといいます。

    ――さすがに、どうでもよくなりました

    文部科学省によると、小学校教員の1週間当たりの勤務時間は約60時間。中学校教員では約65時間。過労死ラインとされる月80時間以上の残業をしている教員も少なくありません。また精神疾患による休職者数は、年々増加傾向にあり、2023年度には、公立学校教職員の精神疾患による病気休職者数は7,119人で過去最高を記録。これは、10年前の約1.5倍にあたります。

    このような実情が広がったことが、教員採用試験の競争率が減り続けていることの要因となっています。2023年度の公立小学校教員採用試験の競争率は全国平均で2.2倍。前年度の2.3倍を下回り、過去最低を更新しました。

    現在林さんは、教師として培った指導力やコミュニケーション能力を活かし、企業の社員研修や人材育成プログラムの企画・実施に携わっています。

    https://news.livedoor.com/article/detail/28365794/

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