育児に疲れたお母さんに贈る詩、泣ける・・・

匿名

夢は追いかけるものではなく、作るもの

25/03/19 15:44:33

独身の頃

ヒールの靴が好きだった
お酒は苦手だったけれど
友達と過ごすお酒の場の楽しい雰囲気が好きだった
好きな音楽はミスチルで
いつもウォークマンに入れて好きな時に聴いていた

電車の中でゆっくり本を読むのも好きだった
お風呂では半身浴をして
美容院には2ヶ月に1回は必ず行っていた
お化粧するのも好きだった
1人で行く映画館が好きだった
流行りの雑誌を買い
流行りの曲を聴き
流行りの服を着て
流行りの場所へ好きな時に出かけた。

そんな私は今
泥だらけのスニーカーを履き
子どもたちの着替えやオムツが入った大きなバックを肩にかけ
ちゃんとした化粧もせずに
髪を一つにくくり
毎日子どもたちの手を繋いで公園へ散歩に行っている。

聴く曲はミスチルからアンパンマンマーチに変わった。
眺めているのはファッション雑誌から子どもの母子手帳や幼稚園からの手紙に変わった。

考えていることは
今日の夕飯のメニューと長女が幼稚園から帰ってきたあとのおやつ、お風呂、夕飯の流れの確認。
今日の天気で洗濯物が乾くかどうかと明日の長女の遠足が晴れるかどうか。

最近眠くなると激しくぐずる長男を昨日つい怒ってしまったから今日は早く寝かせてあげよう。
今日は怒らないでおやすみをしよう。

そんなこと。

毎日 押し流されるように迫ってくる日常があるから
キレイに片付いた部屋も
大の字で朝まで眠れる夜も
ゆっくり塗れるマスカラもなんだかもう思い出せない。
そう。思い出せないから私たちは つい 忘れてしまうのだ。
この毎日がずっと続かないということを。

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