男性余る地方、婚活に「女性いない」  自治体は人口争奪【少子化】

匿名

百聞は一見に如かず

25/03/05 18:25:57

2025年3月5日 11:00

地方の「男性余り」が深刻だ。若い女性がキャリアを求めて都市部に移り住み、残るのは男性に偏りがち。自然と結婚や出産は減少し、少子化は加速する。女性が地方を離れる一因には育児や家事を押しつけられがちな環境もあるとされる。

2月21日、金曜日の夜。数日前に降った雪が路肩に残るJR福島駅近くの市の交流施設に20〜40代の独身の男女19人が集まった。福島市が主催する「婚活の大学」のセミナーに参加するためだ。

「女性とLINE(ライン)が続かない」「3回目のデートでいつも振られてしまう」。講師を務める佐藤朋子さん(46)がトークテーマを振ると、参加者が次々に悩みを打ち明ける。ある30代の男性は「男性は競争率が高い。婚活イベントに申し込んでも抽選で外れてしまう」とうなだれる。

この日参加した19人のうち、女性は2人だけ。佐藤さんは「いつも女性1に対して男性は2〜3倍の申し込みがある。素朴で優しい男性が多いが、身だしなみやコミュニケーション力を磨かないと選んでもらえない状況になっている」と明かす。

福島県は「男性余り」の都道府県でワースト1位だ。内閣府によると2020年に20〜34歳の未婚男性数と未婚女性数は1.355対1だった。出生時の男女比である1.05対1を大きく上回る。

同じ地域で暮らす男女の人口比が崩れれば、結婚相手とのマッチングは難しくなる。地方から若い女性がいなくなる背景には、就職先がないことや「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」の根強さが指摘されている。

アンコンシャス・バイアスとは意識せずに思い込みや偏見で物事や人を判断してしまうことを指す。「家事や育児は女性の仕事」「男性は仕事をして家計を支えるべきだ」といった見方が代表例だ。(略)

総務省の24年の人口移動報告によると、地方から東京への転入超過数のうち女性は20〜29歳が84.5%を占めた。法政大学の小黒一正教授は「地方に魅力的な就職先がないことが問題だ。女性にお茶くみをさせたり、男女で昇進の差をつけたりする昭和の価値観がいまだに企業に残っている」と指摘する。(以下略)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA151SR0V10C25A2000000/

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