• No.100 覆水盆に返らず

    25/03/25 23:29:04

    >>99
    「ここに越してきたばかりの頃は、孫娘をすごく可愛がっていて『この子は賢い子や』なんて自慢していた。でも、言うことを聞かないとすぐに叩いたり、投げ飛ばしたりするんよ。女の子はその度に大泣きして、地団駄を踏んでいたわ」

     その後、飯森の姉が子供を残して父の元から蒸発。

    「父親ひとりでは面倒をみきれないという理由から、飯森と母親が女児を引き取ることになった。その結果、今回の悲劇が起きてしまったのです」(前出・記者)

    「余計な事は一切喋らない無口な人やった」
     しかし事件が発覚することはなく、コンクリ詰めにされた女児の遺体は父が住む長屋に隠され続けてきた。別の近隣住民が言う。

    「あのオヤジさんは余計な事は一切喋らない無口な人やった。町会の集まりで酒を飲んでも、聞かれたことに対してボソっと一言返すだけ。散歩中に声をかけても無視されるんや」

     いつしか飯森の父は生活保護を受給するようになり、細々と人目を忍ぶようにして暮らすようになった。

    ≪事件発覚のきっかけも“暴力”だった≫

    ところが――。

    「長年住んでいた長屋の解体が決まり、200メートル先にある家賃4万円の集合住宅に引っ越すことになったんです」(前出・記者)

     このとき、女児の遺体とコンクリがみっちり詰まった200キロ以上ある衣装ケースを運搬したのが飯森と交際相手の柴田だった。その後しばらくして事件が明るみに出るのだが、そのきっかけも暴力だった。

    「実は飯森は、事件発覚の4カ月ほど前、父親に暴力を振るって逮捕されているんです。軽傷だったこともありすぐに釈放されたが、行政がこれを問題視。父親を保護する目的で、引っ越したばかりの集合住宅から施設へと転居させたのです」(前出・捜査関係者)

     こうしてコンクリ詰めされた衣装ケースだけが集合住宅に残され、不審に思った管理会社が通報。事件が発覚したのである。

    女児の遺体はなぜコンクリ詰めにされたのか?
     飯森の父と親しかった地域住民が述懐する。

    「あのじいさんは若い頃、板金工をやっていたから手先がすごく器用だったんや。町内会の掲示板にステンレス製の屋根をつけてくれたり、餅つき用の桶を作ってくれたりしてな。どれも丁寧で完璧に仕上げてくれたから、ほんまに助かってたんやけどね……」

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