• No.1 作曲家

    24/09/11 13:18:04

    佑香は「冬休みに遊びに来てほしい」と拓也に新幹線のチケットを送った。拓也は年末年始にかけて、11日間も佑香と過ごした。拓也の家族から安否を心配するメールが届くと、佑香が「このように返事すればいい」とアドバイスしていた。

     さらに佑香は恥ずかしげもなく、拓也とキスしている写真などを平気でツイッター上に上げていたため、ネットでは有名な“バカップル”になっていた。

    〈アンタら、いい加減にしなよ。警察に通報したらすぐパクられるよ〉

    〈ネットに拡散して、今さら画像を消せないことは分かっているよね?〉

     こんな“警告”が届き、いったん拓也が地元に帰ると、佑香は冷静になって、「自分のやっていることはおかしいんじゃないか」とようやく気付いた。

     だが、拓也に別れ話を切り出すと、拓也はしょげ返った。

    「僕のどこが悪かったの…。どうして別れなくちゃいけないの?」

     拓也は2日にわたってLINEを送り続け、「食事も喉を通らない」と訴えてきた。何をする元気もなくなり、「学校へ行く気力もなくなった」と言われ、佑香は「やっぱり私が付いていないと生きていけない子なんだ」と思い直した。

     これからも付き合い続けることを約束すると、不安でたまらなくなった拓也が「ずっと佑香と一緒にいたい。離れたくない」と言って、家出を決行。わずか2週間後には、また佑香の家に舞い戻った。

     佑香に言われていたように、家族宛に置き手紙を残し、保険証のコピーを持ってきた。

    つづく

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