同僚女性の蜂蜜に体液を、写真投稿…男に有罪判決

同僚女性の蜂蜜に体液を混入させたなどとして、器物損壊と建造物侵入の両罪に問われた岡山市東区の無職の男（25）の初公判が22日、岡山地裁であり、男は起訴事実を認めた。即日判決となり、村川主和裁判官は懲役1年6月、執行猶予3年（求刑・懲役1年6月）の有罪判決を言い渡した。村川裁判官は量刑の理由を語らなかった。

【写真】岡山地裁
　判決などによると、男は昨年8月30日頃～今年1月17日頃、勤務先だった住宅メーカー岡山営業所（同市北区）の女性トイレに侵入したほか、同僚女性らが机に置いていたマグカップや蜂蜜の容器に自分の体液を入れて汚損させた。
　検察側の冒頭陳述などによると、男は汚損した蜂蜜の写真などをX（旧ツイッター）に投稿。今年2月以降、見た人から県警などに通報が寄せられた。女性らは事件発覚まで被害に気付いていなかった。
　被告人質問では、男がXの閲覧者限定のアカウントに投稿した画像などに「いいね」が多数付いたことで、「バズる」（SNS上で話題になる）と思い、広く公開した経緯を説明。「性的欲求と承認欲求を満たすことしか考えておらず、被害者の気持ちは考えていなかった」と話した。
　同僚女性らは、被告側からの示談金を拒否し、厳重な処罰を求めていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4d2e92d9fe1fac30718e207d3991546063765d1