ラジオ体操(最後)
仙台市営バスの一部の車両では、座席シートに見慣れないキャラクターが描かれています。仙台とは関係のないキャラクターのようですが、いったいなぜ描かれているのか、そしてどんな絵柄なのでしょうか。
■県外で走っていたバス?!
▽小笠原悠記者:
宮城県外で走っていた車両がこちら。外装は他と同じですが、中に入ると…。
▽小笠原悠記者:
「座席のシートに見慣れない可愛らしいキャラクターが…。これは、みんくるです」
大きな目が特徴の「みんくる」、東京都営バスのマスコットキャラクターです。
実はこの車両、東京都内を走っていた中古のバスで、仙台市交通局が買い取りました。
■なぜ都営バスを購入?
仙台市では、コスト削減のため2016年から中古の都営バスを活用しています。新車の購入に比べ導入コストを3分の1ほどに抑えられるといいます。
▽仙台市交通局自動車部整備課 三嶋幸喜さん:
「ボディの塗装を変えるのが条件で、あとはほぼ条件ない(Q 座席シートは?)変えなくていいということで、経費削減のために変えていない。一両変えるのに45~50万円かかるのでその分の経費が浮く」
また、都営バスには太陽光を遮断する「スモークガラス」が採用されているほか、車内を見比べてみると、こんな違いも。
■出会えたらラッキー!?
▽小笠原悠記者:
「元都営バスは、つり革がかかっている上の握り棒も、色がすべてオレンジなんです」
市バス462台のうち、「元・都営バス」は、わずか11台。このうち6台は愛子・定義山方面の路線で運行しているということです。
■背景に厳しい経営環境
仙台市営バスは、44あるすべての路線で「赤字」となるなど、経営改善が課題となっています。都営バスだけでなく横浜市の中古バス11台も運行しているということです。
[tdc東北放送]
2024/6/7(金) 6:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c6c0fb0b6e853a1b796be6a4c214237e4c04aca
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