ねこ鍋
要約:
カリフォルニア大学教授「自民党嫌いの日本人は多いだろうが野党はもっとまずい。つまり、日本の有権者には『好ましくない二択』しか道がないのだ」
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どれだけ自民党が嫌いでも、「無能な野党」しか選択肢がない…米政治学者が憂う「日本政治の機能不全」
PRESIDENT Online
2024/04/13 7:00
(略)
日本の政治システムは二極化の傾向が薄い。自民党と主な中道派の野党の差がはっきりしないのだ。経済政策一つとっても、自民党内の差のほうが、自民党と主な野党の差より大きい。自民党内には、タカ派もいればハト派もいる。自由市場支持派もいれば、より社会主義に近い考え方の議員もいる。幅が大きい。
■日本の野党には政権を担うだけの力がない
つまり、本当の意味で、政治に「競争」がないのだ。理由は2つ。まず、前述したように、政党間の違いがはっきりしない、または大きくないことが挙げられる。そして、もう1つの理由は、野党に政権を担うだけの力がないことだ。
例えば、自民党より左寄りの有権者は立憲民主党を支持するかもしれないが、実際に一票を投じるのはためらうのではないか。まず、立憲民主党が自民党に勝てるかどうか確信を持てない。次に、野党が国をうまく統治できるかどうか確信がない。2009年に政権交代が起こり、3年余りにわたって民主党が政権の座に就いたが、効果的に統治できなかったからだ。
自民党嫌いの日本人は多いだろうが、野党はもっとまずい。つまり、日本の有権者には、「好ましくない二択」しか道がないのだ。岸田政権も自民党も支持率が低迷しているが、野党の支持率はもっと低い。これでは、誰のことも支持しない有権者がいても不思議ではない。これが日本政治の機能不全だ。
とはいえ、アメリカのほうがひどい。法案を通して事を進められるだけ、日本政府のほうがましだ。日本には、ナショナリスト的なポピュリズムもない。
(以下略)
https://president.jp/articles/amp/80595?page=1
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