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■北欧のスカンディナビア様式
北欧のユニークなスカンディナビア様式は1950年代に作り上げられました。
戦後、大衆向けのお洒落な家具の需要が急速に高まりつつあった時代で、その後技術が進むにつれ、アウトドアへの関心も高まっていました。
それに比例するかのように北欧のスカンディナビア様式は屋内にインテリアとして自然を取り入れるようになりました。
北欧風と聞けば、木の床、自然の光、そして革製品などの自然の素材から作られたものが思い浮かびますよね。
それこそが屋内にアウトドアを取り入れるという行為だったのです。
このような背景の全てが合わさり、現在の落ち着いて自然な雰囲気を持ちつつも、機能性の高い北欧のスカンディナビア様式が完成したといえます。
北欧のような人口の少ない地域が世界的にインパクトを与えることは非常に見事なことだといえますよね。
世界が北欧のデザイン様式に引き込まれたのは1954年、エリザベス・ゴーデンという女性が「北欧デザイン展」という移動式の展覧会を開催したことに起源します。
ゴーデンは国内でも指折りのトップデザイナーを引き連れ、アメリカとカナダを回りました。
1957年に帰国した際には、北欧のデザイナーたちは世界的に賞賛を受けることとなったのです。
しかし、その後北欧デザインに対する熱狂的なトレンドは下火になってしまいます。
現在ではサスティナブルなものや道徳的なものを支持する人が増えてきているため、再び北欧のスカンディナビア様式がトレンドになっていますね。
つづく- 0
24/04/14 22:10:59