京アニ放火殺人事件、青葉真司被告に死刑判決

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    • ひとめぼれ鍋
      24/01/25 21:43:06

    【遺族“被告後悔するのか”】
    判決のあと、家族を亡くした遺族のひとりがNHKの取材に応じました。
    この遺族は、25日の判決を傍聴し、「けさの京都は雪が降っていましたが、この事件で苦しんだ人たちが『忘れないでほしい』と思っているのかな、と事件当時をあらためて思い出しました。裁判長はきょうの判決で遺族の心情や裁判を通じて私たちが感じた不条理さを理解したすごく丁寧なことばをかけてくれました。残酷な事実が多かったですが、知ることができてよかったです。これからの自分の支えになってくれればと思います」と話していました。
    遺族は、死刑判決について、「被告は自分が犯した罪から目を背けていて、刑と向き合い反省することはできない人間だと思う。死刑という判決をどのように認識し、被告に後悔する気持ちが果たして出てくるのだろうかと思います」と話していました。

    【京都アニメーション社長がコメント】
    判決のあと、代理人の弁護士を通じて京都アニメーションの八田英明社長がコメントを出しました。
    八田社長は、「法の定めるところに従い、しかるべき対応と判断をいただきました。長期にわたって重い責任とご負担を担っていただいた裁判員の方々、公正な捜査と関係者への行き届いた配慮に尽力いただきました検察・警察の皆さま、裁判官や書記官その他、裁判の実施に従事いただいたすべての皆さまに敬意を表します。判決を経ても、無念さはいささかも変わりません。亡くなられた社員、被害に遭った社員、近しい方々の無念を思うと、心が痛むばかりです。彼ら彼女らが精魂込めた作品を大切に、そして今後も作品を作り続けていくことが、彼ら彼女たちの志をつないでいくものと念願し、社員一同、日々努力をしてまいりました。事件後、当社に加わった若人も少なくありません。これからも働く人を大切に、個々のスタッフが才能を発揮できることを心がけ、可能な限り、作品を作り続けていきたいと考えます」としています。

    【木上益治さんの元同僚“当然”】
    「京都アニメーション」のスタジオに放火し、社員36人を殺害した罪などに問われた青葉真司被告に対し死刑判決が出たことについて、亡くなったアニメーターの1人、木上益治さんのかつての同僚は「当然のことで、犯した罪は償うべきだ」と話していました。
    アニメーターの木上益治さんは、「AKIRA」や「火垂るの墓」など数々の名作に関わり、高い画力で制作の要として京都アニメーションで活躍していた当時、61歳で亡くなりました。
    木上さんは20代のとき都内のアニメスタジオで「小さなジャムとゴブリンのオップ」という絵本を描いていて、このスタジオでかつて木上さんと働いていた本多敏行さんたちがその意志を継いでいこうと、アニメ化を進めています。
    アニメは現在、キャラクターのせりふを吹き込んだり、修正をしたりと詰めの作業が進んでいて、来月(2月)末には完成するということです。
    木上さんの元同僚で、作品の監督を務める本多さんは、25日の判決を、アニメの制作会社のスタジオで知りました。
    本多さんは、死刑判決を受けた青葉被告について、「当然といえば当然だと思います。存命ならまだ作品を作れた人たちの本来やりたかったことや可能性を奪うのは一番重たい犯罪だと思います。どういう理由があれ犯した罪は償うべきです」と受け止めを話しました。
    また、木上さんが原作のアニメに込めた思いを尋ねると、「自分たちができるのはものを作ることで、子どもたちに夢を持ってもらうことで事件が繰り返されない社会を作りたいです。人が残せるものは思想や作品なので、木上くんの考え方を見せることが彼を知っている僕たちの役割だと思っています」と話していました。

    つづく

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