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- 24/01/20 14:40:48
女性に薬物を飲ませて性的暴行、子どもに自慰行為をさせる動画も…韓国史上最悪の性犯罪「n番部屋事件」の“おぞましい実態”
2024年1月20日 11:12
文春オンライン
韓国史上最悪のデジタル性犯罪と言われた「n番部屋事件」。(略)その実態を暴き、被害者を救うべく「追跡団火花」として立ち上がった2人の大学生は、どのようにして性的搾取加害者たちを追い詰めていったのか?
(略)
■2019年7月、私たちは手の中の地獄を見た
1年前、私たちは記者志望の大学生だった。就職に役立ちそうな受賞経歴が欲しくて、ニュース通信振興会の「真相究明ルポ」コンクールに応募する準備をしていた。記事のテーマは「盗撮問題」。私たち韓国で暮らす20代女性にとって、何よりも強く実感できる問題だったからだ。
私たちは盗撮データが流されるルートを探るため、ネットで検索を始めた。すると、意外と簡単に多くのサイトが見つかった。(略)10分ほど「ググって」みると、「AV-SNOOP」というブログが目についた。(略)
■「奴隷動画」がテレグラム上で共有されていると…
画像もない文字ばかりの投稿なのに、アクセス数はそのブログの中で最も多かった。「ツイッター○○女流出事件(n番部屋)」という投稿をクリックして読んでみると、「ガッガッ〔ガッはGod(ゴッド、神)のこと。すなわち神神の意味〕」というニックネームの人物が未成年者に対して虐待を行っている、という内容だった。投稿の最後には、「奴隷動画」がテレグラム上で共有されていると書かれていた。
「AV-SNOOP」のページの上段には、「コダム部屋〔コダムはGotham、すなわち映画『バットマン』の舞台ゴッサム・シティから名付けたとされる〕」というテレグラムのチャットルームへのリンクが貼られていた。(略)
■ルーム参加者に「兄貴」と呼ばれる運営者「ウォッチマン」
コダム部屋だけでも、すでに1000人ものテレグラム会員が匿名で入室していた(2019年7月15日午後10時現在)。彼らは盗撮データに関するあらゆる情報を共有し、女性を人間ではない単なる「商品」として扱うような会話を休みなく続けていた。(略)
コダム部屋の管理人はAV-SNOOPブログの運営者である「ウォッチマン」で、彼はルーム参加者の間で「兄貴」と呼ばれていた。
■派生ルームでは児童の盗撮画像や残忍な動画が共有されていた
彼らの最大の関心事は「n番部屋」だった。ウォッチマンはn番部屋にいる女性の名前、学校、クラス、評価を定期的にアップし、参加者の関心を煽った。いわゆる「n番部屋会員」たちは、主にコダム部屋でn番部屋の女性たちを対象とした品評会を開催したり、「○○の学校に行こう」などと強姦を計画したりもした。(略)
私たちが潜入した派生ルームでは、年齢や国籍もさまざまな児童への性的暴行動画、トイレやアパートでの盗撮画像、GHB〔ガンマヒドロキシ酪酸。違法ドラッグ〕を飲ませて気絶させた女性に性的暴行を加えている画像や動画などが主に流布されていた。動画の流布とともに、女性に対するセクハラ発言も目についた。ある派生ルームでは、セクハラ的会話に加わらない人を強制退出させることもあった。(略)
■n番部屋で目にした現実とは思えない動画の数々
n番部屋への入室と同時に目に入ったのは、子どもたちの裸体だった。コダム部屋と派生ルームの会員たちが口々に言っていた「奴隷」だった。そのほとんどが中学生か小学生に見えた。子どもたちが道具を使って自慰行為をするのは序の口で、刃物で体に「奴隷」という文字を刻み込んだり、公衆トイレや屋外を裸で歩き回ったりしていた(これは「ガッガッ」が子どもたちにさせた行為の一部に過ぎない。2次被害を誘発しないために、特定の被害事例については言及しない)。子どもたちはn番部屋の会員の指示に従って、こうした動画を自分で撮って送ってくるようだった。
動画を見た私たちは、しばし絶句してしまった。気が遠くなるようだった。これは本当に現実に起きていることなのだろうか……。今、韓国で私たちと同じ時代を生きる人たちの行為なのだろうか……。頭が混乱していた。とても信じられず、信じたくもなかった。そのとき、n番部屋の「お知らせ」が目に入った。
>>1に続く
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