床板に挟まれた女性「124時間ぶり救出」地道な聞き取りが端緒 派遣隊員振り返る

匿名

熊鍋

24/01/10 23:08:44

被災者の生存率が急激に下がるとされる「発生から72時間」が過ぎる中、救出劇の呼び水となったのは、避難所での地道な情報収集だった。通常、援助隊は救助活動に専念する例が多いが、「あまりに被害が広範囲で、石川県警の情報収集が追い付いていないようだ」と感じた広瀬啓太・小隊長(32)は、隊員に避難所での聞き取りを指示。すると、被災者らから「家の中で逃げ遅れている女性がいる」との有力な情報が寄せられたという。

 6日午後1時ごろ、急行した現場で目にしたのは、1階部分が完全に潰れた状態の2階建ての木造家屋だった。2階部分の窓枠を外して内部に入り、女性が普段使っていた部屋の辺りへ慎重に歩を進めた。

 「発見!」。無線に隊員の大きな声が響いたのは午後4時過ぎ。女性は床板に挟まれ、上半身だけが見える状態だった。だが、時折まばたきし、隊員の声掛けにうなずくようなそぶりも見せた。「家族が待ってますよ」「頑張れ」。励まし続ける隊員たち。最前線にいた牧朔太郎隊員(23)は女性の冷えきった手を握り「絶対に救助しないといけない」と思ったという。

 その後は警視庁の部隊も加わり、懸命の救出作業が続いた。女性の周囲のがれきをのこぎりやバールを駆使し、撤去。倒壊した家具などに長時間圧迫されて血管が損傷し、敗血症などを引き起こす「クラッシュシンドローム(挫滅症候群)」にも備え、医師が酸素ボンベを使いながらの作業だったという。

 女性の搬送が完了したのは発見から4時間後となる午後8時20分ごろ。相次ぐ余震で4回の作業中断を余儀なくされたが、女性は受け答えできる状態まで回復していた。冷たい雨が降りしきる中、懸命に活動した隊員たちは汗だくの状態だったという。

コメント

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  • No.1 熊鍋

    24/01/10 23:11:39

    低体温にならなかったのがほんと奇跡だよね。凄いとしか言いようがないけど、10日間も飲まず食わずで生きることが可能なんかな。
    それとも、余震で倒壊して閉じ込められたのかな。

  • No.2 運子

    24/01/10 23:18:48

    >>1
    雨水飲んでたから生き延びられた、ってどこかでみたよ。
    すごいよね。

  • No.3 だし巻き卵鍋

    24/01/10 23:24:14

    ホント命あってこそ救われて良かった命だと思う。
    奇跡的に助かって良かったね!

  • No.4 ブイヤベース

    24/01/11 08:29:48

    まだ、救助を待ってる人がいるかもしれないよね。
    最新の救助ロボットとかの活躍を知りたい。
    人間には限界あるし。

  • No.5 あご出汁鍋

    24/01/11 08:33:16

    ほんと寒くて辛かったと思うけど、冬で良かったのかな。
    夏なら起こらなかった火の事故もあるだろうし、やるせないっていうか、1人でも多く命が繋がることができますように。

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