高島屋のぐっちゃりケーキ、3歳が飾り付け 母親「一生の思い出」

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  • 23/12/27 03:46:06

大手百貨店「高島屋」から届いたクリスマスケーキを3歳の男の子に自由に飾り付けさせてみたら――。ぐっちゃり崩れながらも、カラフルにデコレーションされたケーキの写真がX(ツイッター)で反響を呼んでいる。「楽しんじゃうって機転が最高」などの書き込みも。その子の母親を取材すると「これはこれで一生の思い出になりました」と、明るく語った。

この女性によると、自宅にケーキが届いたのは23日。解凍して24日昼に箱を開けたら、崩れていた。

「一瞬、どうしようかと思った」
ここまで形が崩れているのなら、と考えているうちにふと思いついた。
「もう子どもがぐちゃぐちゃにしても気にならない。好きに飾り付けしてもらおう」

もともとケーキの飾り付け用にと、銀色のビーズのような菓子、雪だるまやサンタクロースの紙ピック、ドライフルーツなどを用意していた。

「好きに飾っていいよ」と言うと、
息子は「いいの?」といいながら、
アラザンの入った袋を開けて、
ケーキのてっぺんから中身全部をざーっとかけた。 続いてドライフルーツやカラフルチョコも飾り、
紙ピックも隙間がないほどケーキの上に並べた。

女性は「自分も子どもの頃、たくさん飾り付けしたかったよな」と思いつつ「私も楽しくなってきた」と振り返る。

こうして「全部乗せ」ケーキが完成した。     女性はこの写真を友人で会社経営者に送った。
友人は写真を見て「その場で爆笑した」といい、
女性の許可を取って24日夜にXに投稿。
26日時点で13万の「いいね」がついた。

友人は取材に「友人たちと楽しく話したいぐらいの感覚だった。こんなに広がるとは思いませんでした」と驚いた様子だった。

さて、ケーキのお味は?
紙ピックだらけで真っすぐ切ることはできず、
「ピックの間を縫うようにカットした」という。

イチゴはアラザンまみれで、
子どもは「キラキラのイチゴだ!」と喜んだ。
食べると「ガリガリ。ポキ」という食感。

女性は
「おいしかったが、味はアラザンやドライフルーツでよく分からなかった部分もあって、パティシエの方に申し訳ないと思った」と苦笑した。

子どもが飾り付ける前に、女性は高島屋に電話で
問い合わせ、食べていいか確認した上で家族3人で
食べきった。
「返金もすると言われ、丁寧に対応してもらった」と思っている。
「こんなことがなければ、ポリポリ食感のケーキは食べられなかった」とあくまで前向きだ。
今回の騒動について、
女性は「ケーキを配送するのも大変で
やっぱり難しいのだろうと思いました」と、
関係者をむしろ気遣っていた。

毎日新聞より

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