- ニュース全般
- 高砂
- 23/11/29 13:28:19
車が炎上するもタンブラーだけが無事だったことをSNSに投稿したところ、タンブラー会社が車を贈呈
2023/11/24 19:00
(略)
◆火災に遭った車の中で無傷だったスタンレー・カップ
アメリカ在住のダニエル・マリー・レタリングさんは、最近自分の車が火災に巻き込まれた映像をTikTokに投稿した。
動画を見る限り、火災はかなりひどかったようで、車内はほとんど熱で溶けた状態だ。
しかし、部品が黒焦げになりあちこちに残骸が散らばった車内で、唯一無事だったのはスタンレー社製のタンブラーだった。
運転席と助手席の間のドリンクホルダーに置かれていたオレンジ色のタンブラーをダニエルさんが持ち上げて軽く振ると、音が聞こえた。
なんと、中に入れていた氷がいまだ溶けずに残っていたのだ。
車がほぼ全焼する火災に巻き込まれても、スタンレー・カップは強靭な保冷機能を発揮していたことがわかった。
◆真空二重銃断熱構造素材が火災からボトルを守る
100年を超える歴史を持つスタンレー社の頑強な真空ボトルは、アメリカの物理学者ウィリアム・スタンリー・ジュニアによって発明された。
90%がリサイクルされたステンレススチール製で、内側は真空二重断熱構造になっている。
ダニエルさんが使っていたのは「H2.0 真空スリムクエンチャー」という製品で、スタンレーのサイトによると、8℃以下の状態を約6時間保つことができる保冷機能を持つそうだ。
ダニエルさんの動画のキャプションに、「火災のあとで喉が渇いた?スタンレーはノープロブレムみたいね」とあるように、この状況でスタンレー・カップがいかに頑強かがわかる。
動画を見た人からは、「これはスタンレー社にとっていい宣伝だね」「タンブラーの素材を使って、スタンレーは車を作るべき」「今、スタンレーがバカ売れしてるはず」といったコメントが寄せられた。
そしてなんと、この動画を見たスタンレー社の社長が、ダニエルさんにサプライズ・メッセージを寄せた。
スタンレーが新しいタンブラーと車を提供
ダニエルさんの動画投稿の翌日、スタンレー社の社長は驚くべき思いやりのあるお知らせをダニエルさんと共有した。
────────────────────
やあ、ダニエルさん。私はテランス・ライリー、スタンレーの社長です。
動画を見て、なんという試練なんだろうと衝撃を受けました。とにかく、あなたが無事で本当によかった。
ビデオをシェアしてくれてありがとう。あなたの経験ほど、私たちの製品の品質を示すこれ以上の例はないと思います。
ユーザーからの「新しいスタンレーを送るべき」というコメントをたくさん見ました。
そうさせてもらうつもりですが、実はもう1つあります。
これは今まで一度も行ったことはないのですが、スタンレー社員一同、あなたの車をぜひ買い換えたいと思っています。
────────────────────
ダニエルさんが、社長の言葉に驚いたのは言うまでもない。
動画を見たユーザーからは、このような声が寄せられた。
────────────────────
・今、スタンレーを買おうかなと初めて思ってる。
・スタンレーは製品だけでなく、気品も素晴らしい。
・これこそ上手なマーケティング方法だ。
・車にスタンレーと名付けてやってくれ。
・文字通り最高の反応だ。こんな太っ腹ができるなんてさすが本物のブランドとその社長だ!!応援して、スタンレーを購入しよう!
────────────────────
その後、ダニエルさんはスタンリー社から新しいタンブラーのセットを受け取り、その動画を投稿すると、スタンリー社から「次は車が来ますよ」というコメントが届いた。
ダニエルさんは「驚きで、言葉にならないほど感謝している」と話し、車が届くのを楽しみにしているようだ。
今年の夏、やはりアメリカで似たような事例があった。
キャンピンクカーが火災に巻き込まれ、車は全焼してしまったが唯一無事だったのがクーラーボックスだった。中身もきちんと冷えていてしっかり守られていたという。
この時もクーラーボックスのメーカー、LIFETIME(ライフタイム)が、新品のクーラーボックスや他の製品を災害にあった女性に進呈している。
https://karapaia.com/archives/52327404.html#entry
- 0 いいね