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- 23/11/15 17:01:32
タカラジェンヌ急死 元花組の証言「下級生を集団叱責」遺族側「上級生がパワハラ」
2023/11/13 13:01
今年9月、タカラジェンヌが急死した問題で、宝塚歌劇団が外部の弁護士による調査結果を近日中に報告することを明らかにしました。番組の取材に応じた元タカラジェンヌが、「以前から下級生を集団で叱責する特別な指導が続いていた」と語りました。
■「下級生の失敗はすべてあんたのせいや」
元タカラジェンヌ・東小雪さん:「自分も宝塚の構造に取り込まれて、止めることができなかった」
「あうら真輝」の芸名で花組の男役を務めた東小雪さんは、2006年まで宝塚歌劇団に在籍しました。退団以降は、自身のホームページなどで劇団の改善を訴えてきました。
今年9月、入団7年目で宙組に所属する20代のタカラジェンヌが自宅マンションの敷地内で死亡しているのが見つかりました。警察は自殺とみています。
「共に苦しい時を乗り越えてこそ、絆は深く強くなる」と生徒手帳に記された言葉を信じてきたであろう彼女に、一体何があったのでしょうか。
10日、遺族の代理人弁護士が会見を開き、死亡の原因を指摘しました。
遺族側の代理人 川人博弁護士:「上級生のパワハラもあり、健康を損なって亡くなったということ」
遺族によると、女性は上級生から「うそつき野郎」「下級生の失敗はすべてあんたのせいや」などの暴言を浴び続けていたといいます。他にも、「上級生から前髪を巻いてあげるとヘアアイロンを額に当てられ、やけどを負わされた」と主張しています。
■「長きにわたって続いてきた」悪しき伝統
一方、劇団側は、1カ月ほど前に調査チームを発足させました。調査結果をまだ公表していないなか、「いじめがあった」とする報道を否定していました。
宝塚歌劇団 渡辺裕企画室長:「まず否定させて頂きたいのは、加害者・被害者という言葉。加害者も被害者もいない。ヒアリングの結果、本人たちもそんなことはなかったと。(誤って)当たった事実はあり、そこは確認している」
東さんは、在籍していた頃の宝塚歌劇団の上下関係について、次のように証言しました。
東さん:「下級生のころというのは、本当にいくら丁寧に接していても、上級生と敬語でもお話できるような環境ではない。特に指導があるような時は、本当に萎縮して独特なものでした」
厳しい上下関係のなか、上級生からの指導には特別な呼び名があったといいます。
Next >>1 ◆下級生の中では"セレモニー"と呼ばれる吊し上げ
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