教会式
被告が裁判長を批判 「法壇から降りてください」と強い口調で 大阪高裁
10/30(月航空機の中でマスクの着用を拒否し、客室乗務員にけがをさせた罪などに問われ、1審で執行猶予付きの有罪判決を言い渡された男の控訴審で、大阪高等裁判所は控訴を棄却し、執行猶予付き有罪判決を支持しました。
機内でマスク拒否し乗務員にけが 控訴を棄却 「裁判官の当たりはずれで真実をゆがめる」と被告
元大学職員の奥野淳也被告(37)は2020年9月、ピーチ・アビエーションの機内でマスクの着用を拒否した際、隣の乗客に侮辱されたとして謝罪するよう大声で要求。対応した客室乗務員にけがをさせた罪などに問われています。
奥野被告は無罪を主張していましたが、去年12月、大阪地裁は「犯行を積み重ね自らの行為を省みなかった」などとして懲役2年執行猶予4年の判決を言い渡しました。
■「裁判官の色眼鏡が冤罪を生んでいる」 高裁は控訴を棄却
奥野被告側は、この判決を不服として控訴。審理が続いていました。
控訴審では、奥野被告はこれまでに「『感染対策をしないのは異常』という裁判官の色眼鏡が冤罪(えんざい)を生んでいる」などと発言し、1審に続き無罪を主張していました。
30日の判決で大阪高裁は控訴を棄却、1審判決の懲役2年執行猶予4年を支持しました。
■裁判長に「法壇から降りてください」
奥野被告は法廷で裁判長に対し「裁判官の当たりはずれで真実をゆがめる今の司法がおかしい。法壇から降りてください」と発言しました。
また閉廷後、取材に応じ「証拠に基づかず、抽象的に信用性が高いなどといい加減な判断をする裁判体を持つことは珍しい。日本の民主主義の不幸」と話しました。
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