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井岡一翔ドーピング検査で大麻成分検出、規定以下の微量のため24日世界戦は開催へ JBC発表
6/21(水) 23:50日刊スポーツ
プロボクシング元世界4階級制覇王者・井岡一翔(34=志成)がドーピング検査で採取された検体が大麻成分(THC)の陽性反応を示していたと21日、日本ボクシングコミッション(JBC)から発表された。昨年大みそかのWBA、WBO世界スーパーフライ級王座統一戦でWBA同級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)戦終了後の検査で検出していたという。
24日には東京・大田区総合体育館で王者フランコとの約6カ月ぶりの再戦による挑戦を控えているが、JBCは世界アンチドーピング機構(WADA)による上限の基準値(180ng/ml)よりも少ない微量を検出していたと報告し「ドーピング禁止を定めるJBC第97条には違反しなかった」と判断。24日の世界戦は予定通りに開催される見通しだ。また井岡の第97条違反以外の各種規定違反を理由とする処分の可能性については検討中だという。
井岡はWBO世界同級王者時代の20年12月、元世界3階級制覇王者・田中恒成(畑中)の挑戦を受けた際のドーピング検査でも簡易検査のA検体から大麻成分、その後のB検体の1部から禁止薬物が検出される「薬物騒動」があった。ただJBC側に検体の管理態勢の不手際や検査の不備が重なった。そのためJBCは違反と認めずに処分なしと発表し、記者会見を開いて井岡に謝罪していた。
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