「被害少年は私の前でボロボロと涙を流し…」24年前の担当記者が語るジャニーズ性

匿名

引出物

23/06/10 14:32:55

「被害少年は私の前でボロボロと涙を流し…」24年前の担当記者が語るジャニーズ性加害問題

24年前、『週刊文春』は14週にわたり、ジャニー喜多川氏の性加害についてのキャンペーン報道を行った。当時、記者として取材をしていたのが、ジャーナリストの中村竜太郎氏だ。彼は藤島ジュリー景子社長の説明に「誠意を感じられなかった」と語る。

【画像】藤島ジュリー景子社長の写真を見る

◆ ◆ ◆
ジュリー氏の発言に「開いた口がふさがらなかった」

 私たちの記事が出た時、ジュリー氏はジャニーズ事務所の取締役でした。もちろん2004年、ジャニー氏の性加害を認めた高裁判決が確定した時もそうです。

 にもかかわらず、今回彼女は「知らなかった」と語った。何より叔父であるジャニー氏と、母・メリー喜多川氏の2人だけであらゆることが決定され、この件を含めてジュリー氏らは「知ることの出来ない状態が恒常化していました」と述べていたのには、開いた口がふさがりませんでした。

 ジャニーズがジャニー氏のタレント発掘・プロデュース能力と、メリー氏の経営手腕の両輪で発展してきたファミリー企業であるのは確かです。周囲はイエスマンばかりで、彼らを止める人間はいませんでした。
部下が口を挟める雰囲気ではない“異常性”を持った会社

 例えば10年、私がメリー氏に呼び出され、5時間、記事に対して脅迫的に抗議されたことがありました。その指摘には明らかな事実誤認に基づくものも多かった。女性タレントが在籍した過去について、メリー氏は憤って「いない」と断言。自分が絶対という口ぶりの彼女が「ウチのタレントに女いる?」と側近男性に聞くと、「いません」と即答。部下が口を挟める雰囲気ではなかった。その彼は、現在の副社長の白波瀬傑氏。ジュリー氏が説明した通り、ある種“異常性”を持った会社だと感じました。

 とはいえ、あれだけ週刊文春が報じていて、裁判の結果を知らないわけがありません。その後もジュリー氏は取締役として報酬を貰い続け、社長になります。社会的責任があるのは、論を俟たないでしょう。

 1999年当時、私たちは元ジャニーズJr.の男性たちへの取材を積み重ねました。別の記者は、若い元ジュニアと食事に行ったりして信頼関係を築いた。一方、私の取材相手は自分の友人でした。たまたま少年隊世代以上の元ジュニアに知り合いがいたんです。もちろんいきなり「セクハラされた?」とは聞けません。キャンペーン記事が始まってから、何回も会って雑談し、彼らが話を切り出してくれるのを待ち続けました。

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

  • No.6 花嫁の手紙

    23/06/10 17:49:04

    さっさと解体すればいいのに

  • No.5 引き出物(生菓子)

    23/06/10 15:04:42

    どこかの番組のスタッフがジャニーズ事務所から圧力かけられたって記事があったし社長の動画を使わないでくれとか言われてるみたいなのもあったけどまだまだ忖度とか圧力に負けてるよね
    報道しても及び腰だし

  • No.4 白無垢

    23/06/10 14:50:19

    >例えば10年、私がメリー氏に呼び出され、5時間、記事に対して脅迫的に抗議されたことがありました。


    呼び出されるんだ
    出向いて講義すればいいのに

  • No.3 誓いのキス(神父と)

    23/06/10 14:38:04

    ジュリーって社長はネットニュースなんかでは会見するべきとか動画での発言には無理があるとか誠意は感じられないとか言われまくってるのにテレビでは全然言わないよね

  • No.2 新郎泥酔

    23/06/10 14:34:03

    1行も読んでないが釣り

  • 広告
  • No.1 引出物

    23/06/10 14:33:29

    友人は私の前でボロボロと涙を流し…

     友人から性被害の話を聞いたときの情景は、今でも思い出します。分別のついた歳の友人が私の前でボロボロと涙を流しながら、声を震わせる。彼の姿を見て、辛い話を蒸し返してしまい、申し訳ないと思いました。友人関係を利用しているのではないかという後ろめたさもあり、自問自答もしました。果たしてこれで良かったのか、と。

     私も取材を受けた、今年3月のBBCのドキュメンタリー番組を見て驚いたことがあります。1つは性被害を受けた元ジュニアの男性が語った、ジャニー氏の性加害の手口が、私たちが取材した時とまったく同じパターンだったこと。もう1つは、判決確定後もジャニー氏が少年への性加害をやめていなかったことです。

     理由は明白。一部のメディアしか裁判結果を報道せず、ジャニー氏が社会的制裁を受けることが無かったからです。ジュリー氏の説明によれば、判決後も彼は「加害を強く否定していた」。罪を罰せられることがなかったため、それを続けたことになります。2019年に亡くなった時も、性加害を報じたのは週刊文春や海外メディアだけでした。
    日本のメディアは役割を放棄してしまっている

     潮目が変わったのは、やはりカウアン・オカモト氏が日本外国特派員協会で会見をしてから。彼が実名・顔出しで被害を訴えたことで、腰の重い日本メディアも報じ出したのです。

     最近、複数の海外メディアから取材を受けていますが、正直、彼らは日本のタレントをそこまでよく知らないと思います。にもかかわらず非常に大きな関心を寄せている。それは、「日本のメディアが、なぜこの問題を取り上げなかったのか」が、理解できないからです。

     02年、米ボストン・グローブ紙がカトリック教会の神父による性的児童虐待を報じた際には、全米中のメディアが一斉に続きました。性加害は単なる個人のスキャンダルではなく、社会全体の問題だからです。彼らからすると権力者の性犯罪を報じない日本のメディアの異常性が際立って見える。「メディアの役割を放棄してしまっている」と。

     今後メディアに求められるのは、これを解決すべき社会問題として報道し続けることです。この期に及んでジュリー氏は事実認定を避け、調査にあたっても第三者委員会の設置を見送りました。ジャニーズ事務所や日本社会を変えようと告白をしてくれた方々の勇気を、決して無駄にしてはなりません。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/a5b9eb4dc9ad324e6696ff809edb674d91953d29

1件~6件 ( 全6件)

*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。