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- 23/02/26 21:49:27
【ざっくり言うと】
・ランドセルに定額制のサブスクリプションサービスが登場した
・約50~250種類から、月1回~3カ月に1回の頻度で交換もできるそう
・専務は「ラン活」は高額化や多様化などで選ぶ側の負担が増していると話した
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ランドセルにも「定額制サブスク」、月1回~3か月に1回の交換も可能…高額化や多様化が背景
2023年2月25日 21時46分
読売新聞オンライン
「ランドセル商戦」に新たな競争が起きている。
年々早まる商戦スタートに加え、原材料価格の高騰が加わる。さらに、ランドセルの高額化や多様化が進む中で、購入に二の足を踏む消費者を狙った定額制のサブスクリプションサービスも登場した。
ランドセル選びは近年、「ラン活」とも呼ばれ、商戦がにぎわっている。入学という大きな節目で贈答品需要も見込め、高価格帯の販売にもつながるからだ。かつての商戦スタートは、半年後を見据えた夏頃が一般的だったが、最近は販売時期が年々早まっている。今年は、各社が相次ぎ2~3月に新作を発表する。購入を見込む対象者は来春の入学児童だ。
もっとも、今年はランドセル業界も物価高の逆風に直面する。主な材料の人工皮革や金具の仕入れ価格は、資源高や円安を背景とした輸入物価の上昇で、企業によっては3~4割近く上昇している。ランドセル大手のセイバン(兵庫県)の塩見佳春・企画統括部長は、「ランドセルに必要なほぼ全てのパーツが値上がりしている」とため息交じりだ。都内のメーカー土屋鞄(かばん)製造所は、主力商品の価格を1000円引き上げたという。
こうした中、新たな商機を見いだす動きが出てきた。ランドセル卸の「コクホー」(大阪市)は今月から、ランドセルのサブスクを始めた。
利用は月契約の場合、料金は税込み990~3850円で、約50~250種類の中から、月1回~3か月に1回の頻度で交換もできる。新1年生には入学時に新品を提供する。途中の買い取りも可能だ。庄山理恵専務は、「ラン活は早期化と高額化、多様化で選ぶ側の負担が増している。サブスクなら気軽に選べて交換もできる。成長で変わる子どもの好みも反映できる」と狙いを明かす。
日本鞄協会ランドセル工業会によると、2022年のランドセルの購入金額は前年比約1100円増の約5万6000円だった。10年前の平均販売価格の3万7400円から約2万円上昇した。
通学カバンを巡っては、ランドセルに限らず、より軽量な布製のリュック型商品も出ている。タブレット端末など教科書以外の教材が増えて軽さを重視する傾向があるからだ。流通大手もスクールリュックの品ぞろえ強化に動いている。
大手のセイバンなどは色や収納の利便性など多様化した商品をそろえて差別化に取り組む。定番品に、新たなサービスや商品も交えた商戦になりつつある。
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/23771880/
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