• No.6112 ブーケトス

    23/09/12 17:43:59

    「120年に1度しか咲かない花」

    万太郎(神木隆之介)は寿恵子(浜辺美波)に南方熊楠のことを話しました。

    万太郎
    熊楠さんのように、自ら植物に熱をもってくれる人が増えたら、図鑑は役に立ってくれるき。

    寿恵子
    万太郎さんの図鑑、早くださないとね。私は、自腹でもいいと思ってるんです。渋谷では後から値打ちがでると思って働いている人がいます。だから、アルミニウムの印刷機かったらすぐに印刷しましょう。

    万太郎は、南方熊楠から送られてきた標本の中に、とても珍しいものがあったのでそれを寿恵子に見せました。

    万太郎
    ハチクは、120年周期で開花する。これは開花しとる標本じゃ。

    寿恵子
    120年!?

    万太郎
    まだ理由も仕組みもわかちょらせんけど、開花した後は山の竹林が一気に枯れはてる。そして、新しい竹林が再生するんじゃ。すごいじゃろ。
    それを聞いて、寿恵子はおびえました。


    その翌年、日露戦争が開戦しました。寿恵子(浜辺美波)が待合茶屋「山桃」を開いている渋谷は、大きく変化しました。

    渋谷は陸軍の練習場になってしまったからです。しかし、その影響で軍の施設がつくられ、陸軍相手の商いや兵士とのやりとりのために、全国から人が集まりました。

    そして、電車ができたことで交通の要所となり大きく発展していました。そのため、待合茶屋「山桃」は大賑わいの状態が続いています。

    ある日、植物学教室にも熊楠から手紙が届きました。

    万太郎
    御熱心な方ですよね。お手紙も熱意があって。

    徳永教授
    お前も受け取っているのか。

    万太郎
    はい。何度か標本が送られてきて。

    徳永教授
    いいか。この南方という人は、神社合祀令を神狩りだと断じてる。植物学教室教授として命じる。深入りするんじゃないぞ。

    万太郎
    待ってください。神社合祀令は地域ごとに任せられてるものですよね?

    徳永教授
    ああ、由緒ある神社にだけ財源を割り当てる。小さな神社は整理する。それだけのことだ。むしろ、神社の尊厳を守るための措置だ。この南方は、植物保護から反対運動に加われと言ってきてる。

    万太郎
    合祀の際に、神社の森まで伐採されるいうことですか。

    徳永教授
    国がやっているのは、神社の合祀だけだ。森の話はしていない。神社の合祀ということで、民俗学者の柳田さんなどは彼の活動を推進している。植物学教室は、彼らの運動を反対しないが推進もしない。それより、今は満州だ。お前は決してかかわるんじゃないぞ。

    万太郎
    念のためお伺いしますが、次の植物採取地の熊野に行ってもええがでしょうか。

    徳永教授
    何度も言うが、大学は国からお金をもらって研究をしている。今は満州だ。

    万太郎
    わかりますが、植物学教室は国のためではなく植物学のために尽くすべきではありませんか。徳永教授が国のやり方をいさめることも必要なのでは?

    徳永教授
    それを言うなら、大学本部より問い合わせがあった。教員の妻が渋谷で水商売をやっているのはいかがなものかと。

    万太郎
    待合茶屋をやっております。どこがいけないのですか。

    徳永教授
    部屋貸しの商売だろ。中でなにをやってるのかわかったものじゃない。世間の影響を考えろ。

    万太郎
    私のことは何を言われても構いません。けど、妻のことは・・・

    徳永教授
    だから、目立つな。たてつくんじゃない。これ以上は庇えないぞ。

    徳永教授(田中哲司)の言葉に万太郎は納得いかないまま帰りました。

    以上、9月13日(水)放送予定 らんまん第118話のあらすじです。

    出典:ドラマ情報館

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