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- 23/01/19 08:26:28
熊本日日新聞
熊本市中央区の熊本乳児院(定員30人)で
2016~21年度、複数の職員が入所している子どもを日常的にたたいたり、突き倒したりするなど虐待が疑われる行為が繰り返されていたと、
元職員3人が18日までに熊本日日新聞に証言した。
取材に対し、同乳児院の傘正治副院長は、
甲斐國英院長の不在を理由に「ノーコメント」と
している。
元職員らによると、虐待していたのは離職者を含め10人前後。
日常的に絵本やバインダーで頭をたたいたり、
突き倒したりしていたという。
この他、泣いている子どもの口に粘着テープを貼る▽手首をつかんで体を持ち上げて放り投げる
▽嫌がる子どもに食べ物を無理やり食べさせる-
などの行為を実際に見たと証言した。
同乳児院では、元職員による「うるさいね」
「おデブだね」などといった趣旨の発言が、
熊本市から心理的虐待と認定され、
22年3月に改善勧告を受けた。
認定した心理的虐待以外の行為について、
市子ども政策課は「具体的な話はしない」と
取材に答えた。
虐待が疑われる行為があった場合、
市は職員からの聴き取りや保育日誌などを確認し、状況や頻度を考慮して虐待の有無を判断するという。
同課は「根本的に解決しないといけない問題だ」としつつも、
「警察ではないので、聴き取りや書類の確認まで
しかできない」と話している。
同乳児院は社会福祉法人の熊本市社会福祉協会が
運営し、国と市が2分の1ずつ措置費を拠出。
市から里親養育の包括支援業務など複数事業を
受託している。
(乳児院取材班)
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