ピーチ機マスク拒否男に有罪判決 「マスク着用に応じないこと誇りに思っている」

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  • UAEディルハム
  • 22/12/21 08:28:23

マスク拒否男「中世の魔女狩り裁判」と絶叫 大阪地裁で有罪判決後

2022/12/14 10:58

格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション機内でマスク着用を拒否した上、客室乗務員を負傷させて運航を妨害したなどとして、威力業務妨害などの罪に問われた元大学職員、奥野淳也被告(36)の判決公判が14日、大阪地裁で開かれた。大寄(おおより)淳裁判長は懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役4年)を言い渡した。閉廷後、奥野被告は法廷内で「中世の魔女狩り裁判のような判決だ」と叫び、不満をあらわにした。

弁護側は無罪を主張。奥野被告は最終意見陳述で「ルビンの壺」の絵を掲げ、「マスク不着用は非常識という偏見のまなざしで見て、軋轢(あつれき)を生んできたのではないか」などと持論を展開していた。

検察側は論告で、被告が降機を求められたのはマスク不着用が理由ではなく、客室乗務員の指示に従わず大声を出し続けるなど「機内の秩序を乱したため」と指摘。「マスク不着用の名を借りて我欲を押し通そうと日本各地で乱暴狼藉(ろうぜき)に及んでおり、極めて悪質」と批判した。

一方、弁護側は「粘り強く質問を繰り返しただけ」と暴行を否定。「客室乗務員が『迷惑』と感じたからといって業務を妨害したとはいえない」として無罪を訴えていた。

起訴状などによると、奥野被告は令和2年9月、釧路発関西国際空港行きの機内でマスク着用を求められたが拒否。大声を出して客室乗務員の腕をねじり、新潟空港に緊急着陸させた。また、千葉県館山市の飲食店でもマスク着用を拒んで店の業務を妨害し、駆け付けた警察官の顔を殴ったとされる。

産経新聞
https://www.sankei.com/article/20221214-VH72QVDE2NM7BP62N6JQZ3HA54/

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    • UAEディルハム
    • 22/12/21 08:29:26

    続き


    ●マスク拒否男は法廷で何を語ったのか

    被告人自身は、弁護人からの質問の冒頭で、19世紀のヨーロッパでは、公衆衛生の名のもと疫病罹患者が差別の対象になってきたことを例にあげ、コロナ禍における日本人の集団心理、同調圧力の問題について持論を展開した。マスクについては喘息が理由で着用ができないと述べた。

    また、ノーマスクでの搭乗については「他の航空会社では窓口でマスク未着用の申請をしたら乗れた。ピーチはHPに『お願い』があっただけで、搭乗後に『マスクをつけないと降りてもらう』と言われた」などと証言した。語り口は丁寧であったが、トラブルの場面を振り返る時などに時折声を大きくすることもあった。

    検察官からの質問に対しては、半分近く「お話しいたしません」などと黙秘を貫いた。黙秘権の行使自体は全く問題ない。ただ、期日が終わって法廷を出てその後即座に行った、「検察官は愚か」、「検察官を撃破した」、「非常に稚拙だった」など、事実誤認を生むようなTwitterやYouTubeでの発信にはさすがに眉をひそめた。

    被告人は事件後から公判中でさえも事件や航空業界、マスク着用の是非についてツイートやネットでの発信を続けた。

    この点を検察官は問題視した。というのも、被告人が署名もしている裁判所に宛てた誓約書で、自身のブログやSNSでピーチへの批判や事件について発信しないと誓約しているのだ。検察官は被告人質問において、いくつかのツイートを読み上げ、被告人の一連の発信はこの誓約書に反するものだと指摘した。

    その中で検察官が特に強く指摘したのは以下の箇所だ。証人出廷したピーチの統括本部長は最後にこのように証言した。

    「アメリカのテロ以降、未然防止、トラブルはすぐ摘み取ることを官民一体で厳しく行ってきた。アメリカのテロでも模倣犯が発生した。今回も判決次第で模倣する恐れがある。航空の安全運航が非常に困難になるため、厳しい判断をして欲しい」
    それに対し、被告人は公判後のTwitterにて

    本日出廷したPeachを代表する会社役員は、 「ノーマスクは爆弾テロと同じで、模倣犯が出ないよう処罰を✈」 などと意味不明の持論を披露してました

    とツイートした。検察官は後日、このツイートは誤った事実を発信しているとして、特に強く注意を促していた。

    その一方で、法廷では被告人やその周囲が、ネットで誹謗中傷による被害も受けていることが明かされた。情状証人として出廷した被告人の妻によると、脅迫文言が書かれたメールが届いたほか、見知らぬ人から「あなたは奥さんですか」などと詮索されたり、被告人の実家がネットで晒されて訪問する人物が現れるなどして、恐怖を感じたと証言をしている。

    ●「私がしたのは小さなですが、大切な一歩です」
    検察官は、自己が気に入らないことは認めず、我欲を押し通し、全国で乱暴狼藉に及んでおり極めて悪質として、懲役4年を求刑した。

    弁護人は、どの事件の証拠も明確に犯行を裏付けるものではないと無罪を主張。。そして今回の件はマスク不着用の社会全体の不理解と少数者への排除という強い敵対心と偏見により起きたものとして無罪を主張した。

    被告人の最終陳述は30分近くに及んだ。

    「マスクをしていないことによる偏見のまなざし、同調圧力がある社会の方が問題がある。法は人権保障を行わなければならない。マスクは法的義務でなく推奨であり、主体性を奪うものだ。私は無罪です。マスク着用に応じないことを誇りに思っています。私がしたのは小さなですが、大切な一歩です。遠くない未来にそう評価されるでしょう」

    運行妨害や客室乗務員に対する傷害などのやり方は別にして、公共の場所でのマスク着用のあり方をめぐって社会が考えるきっかけとなった事件だ。裁判所はどう判断するのか注目したい。

    弁護士ドットコム
    https://www.bengo4.com/c_1009/n_15393/

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