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- 匿名
- 22/11/08 10:23:22
福岡地裁
福岡県中間市の私立双葉保育園で昨年7月、園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん=当時(5)=が送迎バスに置き去りにされて熱中症で死亡した事件で、福岡地裁(冨田敦史裁判長)は8日午前、業務上過失致死罪に問われた当時の園長浦上陽子被告(45)に禁錮2年、執行猶予3年(求刑禁錮2年)の判決を言い渡した。
【写真】倉掛冬生ちゃん
これまでの公判で検察側は、浦上被告らが「バス車内の確認という初歩的な注意義務を怠った」と主張。今年9月に静岡県牧之原市で発生した同様の事件にも触れ「警鐘を鳴らし、悪質な過失を防ぐ観点からも量刑を考慮すべきだ」としていた。
一方、浦上被告は起訴内容を認め、冬生ちゃんと遺族に対し謝罪の言葉を述べた。弁護側は執行猶予付きの判決を求めていた。
起訴状によると、浦上被告と、降車補助を担当していた保育士鳥羽詞子(のりこ)被告(59)は昨年7月29日朝、双葉保育園の駐車場で冬生ちゃんの降車を確認しないままバスを施錠し、冬生ちゃんを炎天下の閉め切った車内に約9時間にわたり放置して熱中症で死亡させた、とされる。
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