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<スーパーに苦情>店員の気遣いがない
22/10/11 01:03:44
■フェイクニュースは拡散が速い そもそも、フェイクニュースは社会に広まりやすいという特性を持っている。 2018年、「フェイクニュースのほうが真実のニュースよりも拡散スピードが速く、また、拡散範囲が広い」――衝撃的な研究結果が、科学誌Scienceに掲載された。当該論文では、300万人のTwitterユーザーの間で流布した12万6000件のニュース項目を分析した。分析の結果、次の3点がわかったという。 ・正しいニュースは最も人気のあるものでも1000人以上に到達することがめったになかったのに対し、虚偽のニュースの上位1%は1000人~10万人に到達していた ・真実が1500人以上にリーチするには、フェイクニュースの約6倍、時間がかかる ・フェイクニュースのほうが真実より、約70%高く拡散されやすい 論文の著者らはその理由について、フェイクニュースの目新しさを挙げている。フェイクニュースと事実のニュースについて分析したところ、目新しさに関するどんな指標と照らし合わせても、フェイクニュースが事実を上回っていたのだ。 人は目新しいものに注目しやすく、また、人々に広めたくなる性質を持っているため、目新しいフェイクニュースを見ると思わず拡散してしまうのである。 それだけではない。作成・発信されたフェイクニュースを拡散したがるのは、その情報を「信じている人」だということがわかっている。 筆者の研究チームは、2022年1月に5074名を対象として、ファクトチェック済みの実際のコロナワクチン関連のフェイクニュース6件を使って、調査研究を行った。 ■SNSだけの問題ではない その結果、まず、コロナワクチン関連のフェイクニュースを知った人のうち、平均して21.8%の人が拡散していることがわかった。また、最も多い拡散手段は「家族・友人・知人に直接の会話で伝えた」であり、フェイクニュースがSNSだけの問題ではないことがうかがえた。 図1は、各フェイクニュースを知った人がどのように判断したか、それぞれ「正しい情報だと思う」「わからない・どちらともいえない」「誤った情報・根拠不明情報だと思う」の3つで回答してもらった結果だ。そして図2は、当該フェイクニュースを拡散した人の中での回答結果である。 図1 フェイクニュースの真偽判断結果(知っている人全体の中で) 図2 フェイクニュースの真偽判断結果(拡散者の中で) それは、図2で「正しい情報だと思う」人が図1に比べて圧倒的に多く、「誤った情報・根拠不明情報だと思う」人はむしろ非常に少ないということである。 さらにこれを詳細に分析するため、フェイクニュース拡散行動について回帰分析をしたところ、フェイクニュースを「正しい情報だと思う」人は、「誤った情報・根拠不明情報だと思う」人に比べて、拡散確率が24.2ポイント高かった。拡散確率の平均値が21.8%であることを考えると、この数字がいかに大きいかわかる。 それだけでなく、「情報を正しく理解、解釈すること」をリテラシーというが、フェイクニュースを拡散する人は「メディアリテラシー」と「情報リテラシー」が顕著に低いということも明らかになったのである。 これらの事実は、誤った情報を信じている人やメディアリテラシー・情報リテラシーの低い人ほど、フェイクニュースを拡散しているということを示す。一方、訂正情報はなかなか広まらない。私たちが触れている情報環境というのは、そういった拡散メカニズムによってフェイクニュースが広まっていることを理解しなければならない。 続く
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ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。
上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。
No.1 主 薔薇:ダマスクローズ(照り映える容色)
22/10/11 01:03:44
■フェイクニュースは拡散が速い
そもそも、フェイクニュースは社会に広まりやすいという特性を持っている。
2018年、「フェイクニュースのほうが真実のニュースよりも拡散スピードが速く、また、拡散範囲が広い」――衝撃的な研究結果が、科学誌Scienceに掲載された。当該論文では、300万人のTwitterユーザーの間で流布した12万6000件のニュース項目を分析した。分析の結果、次の3点がわかったという。
・正しいニュースは最も人気のあるものでも1000人以上に到達することがめったになかったのに対し、虚偽のニュースの上位1%は1000人~10万人に到達していた
・真実が1500人以上にリーチするには、フェイクニュースの約6倍、時間がかかる
・フェイクニュースのほうが真実より、約70%高く拡散されやすい
論文の著者らはその理由について、フェイクニュースの目新しさを挙げている。フェイクニュースと事実のニュースについて分析したところ、目新しさに関するどんな指標と照らし合わせても、フェイクニュースが事実を上回っていたのだ。
人は目新しいものに注目しやすく、また、人々に広めたくなる性質を持っているため、目新しいフェイクニュースを見ると思わず拡散してしまうのである。
それだけではない。作成・発信されたフェイクニュースを拡散したがるのは、その情報を「信じている人」だということがわかっている。
筆者の研究チームは、2022年1月に5074名を対象として、ファクトチェック済みの実際のコロナワクチン関連のフェイクニュース6件を使って、調査研究を行った。
■SNSだけの問題ではない
その結果、まず、コロナワクチン関連のフェイクニュースを知った人のうち、平均して21.8%の人が拡散していることがわかった。また、最も多い拡散手段は「家族・友人・知人に直接の会話で伝えた」であり、フェイクニュースがSNSだけの問題ではないことがうかがえた。
図1は、各フェイクニュースを知った人がどのように判断したか、それぞれ「正しい情報だと思う」「わからない・どちらともいえない」「誤った情報・根拠不明情報だと思う」の3つで回答してもらった結果だ。そして図2は、当該フェイクニュースを拡散した人の中での回答結果である。
図1 フェイクニュースの真偽判断結果(知っている人全体の中で)
図2 フェイクニュースの真偽判断結果(拡散者の中で)
それは、図2で「正しい情報だと思う」人が図1に比べて圧倒的に多く、「誤った情報・根拠不明情報だと思う」人はむしろ非常に少ないということである。
さらにこれを詳細に分析するため、フェイクニュース拡散行動について回帰分析をしたところ、フェイクニュースを「正しい情報だと思う」人は、「誤った情報・根拠不明情報だと思う」人に比べて、拡散確率が24.2ポイント高かった。拡散確率の平均値が21.8%であることを考えると、この数字がいかに大きいかわかる。
それだけでなく、「情報を正しく理解、解釈すること」をリテラシーというが、フェイクニュースを拡散する人は「メディアリテラシー」と「情報リテラシー」が顕著に低いということも明らかになったのである。
これらの事実は、誤った情報を信じている人やメディアリテラシー・情報リテラシーの低い人ほど、フェイクニュースを拡散しているということを示す。一方、訂正情報はなかなか広まらない。私たちが触れている情報環境というのは、そういった拡散メカニズムによってフェイクニュースが広まっていることを理解しなければならない。
続く
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