岡山大学と豊橋技術科学大学の研究チームが発表「感染するとウイルスが体内に残り続ける可能性」

匿名

矢車薄荷(柔らかな心)

22/07/21 17:37:23

なぜ体内からウイルスを除去できないのか。そこには“全身に感染する”という新型コロナの特性が関わっていると言います。

(岡山大学異分野基礎科学研究所 墨智成准教授)
「インフルエンザと違って上気道から入って下気道に入って、その後、血管内に出て行って、全身にまわっていく。例えば、中枢神経とか心臓とか肝臓とか腎臓とか、非常にたくさん感染できる宿主細胞が体内にたくさんあって、容易に感染できるというのが免疫が戦うのだけれどなかなかゼロに追い込めない」

さらに、全身に感染した新型コロナウイルスを捕食する“樹状細胞”と言われる自然免疫細胞が働き続けて数が減り、体の免疫力が下がることで別の病原体の影響も受けやすくなるといいます。

(岡山大学異分野基礎科学研究所 墨智成准教授)
「樹状細胞が半分以下に減っている状態だと、他の病原体が体内に入ってきた場合には感染しやすくなる。あるいは重症化してしまう確率があがる。いずれにしても樹状細胞が減っているということは何らかの炎症反応が体内で持続的に起きている。後遺症の症状として感じてしまう可能性があるかもしれない」

その上で、ウイルスが入ってきたときの免疫力の重要性を強調します。

(岡山大学異分野基礎科学研究所 墨智成准教授)
「免疫力が強い場合には持続感染も回避できるし重症化も回避できる。体を健康に保って免疫力を最大限に高めた状態を維持することが新型コロナに感染しかけた時にも重症化や持続感染を回避するため非常に有効。それがこの研究からのメッセージ」

今回は、変異前のウイルスでワクチン接種をしていない場合のモデルでしたが、今後は変異株の場合やワクチンを接種したら持続感染を回避できるかなどについても研究を進めていきたいということです。
全文
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd4376115b915042feae4e8b819d3ea90fab4e3

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