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匿名
6/10(金) 21:30配信
ドイツメディア「ターゲス・シャウ」によると、ドイツ連邦刑事局は、2021年に性犯罪の被害者となった子どもや青少年が1万7704人おり、増加し続けていると発表した。また、特に、児童ポルノの配布や所持、製造にかかわる犯罪数は3万9171件と、2020年の倍以上が摘発されている。
そんななか、独誌「シュピーゲル」によると、乳幼児をレイプする映像や画像を撮影し、オンライン上でシェアする男たちのネットワークが摘発された。なかでも、中心となって動いていた44歳既婚のITエンジニアであるマーカス・Rが2021年12月に逮捕され、その犯罪の悪質さに対してドイツ社会は衝撃を受けている。
5月末の警察の発表によると、Rはインターネット上でベビーシッターを装って子どもを預かり、その子たちに性的暴行を自宅で加えていた。そしてその様子を撮影し、他の男性による性的暴行の映像や画像などと一緒に保管していたのだ。
驚くべきは、Rが自分のコンピュータなどに、30テラバイト(3万ギガバイト)にも及ぶ虐待記録のデータを保管していたことで、写真は350万枚、映像は150万本もあった。これらの膨大なデータを管理するために、内容の説明も含めた詳細なリストも作られていた。警察はこれらのデータすべてを取り出すのに17日間も要したそうだ。
そのうちまだ10%の資料しか警察は分析できていないものの、すでに33人の虐待被害者が特定されている。被害者は乳幼児、あるいは知的障がいなどを持った子どもで、被害を周囲に伝えにくい子たちが狙われたようだ。R自身は、2005年から2019年の間に生後1ヵ月から14歳までの少年10人と少女2人を虐待し、その行為を写真やビデオに撮ったとされる。その半数は3歳以下だった。
また、調査責任者のユルゲン・ヘーゼによると、被害者のなかには、従順にさせるために虐待の前に何らかの物質を投与されたり、軟膏を塗られたりしていた子もいたという。
捜査をおこなったケルン市警察のファルク・シュナーベルは、この凶悪事件に大きなショックを受けたと言い、次のように述べた。「これほど非人間的に幼い子供たちに苦しみや痛みを与え、その泣き声、明らかな恐怖心を無視できる冷淡で残虐な事件を私は見たことがなかった」
出典元 https://news.yahoo.co.jp/articles/6d14ef504ab1343cc74dc8bf6273fd099581faea
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