• No.1 ターキッシュバン

    22/05/06 20:01:45

    検察官「一度目の事件、人の家のガラスをコンクリートブロックで割る……身内だけの問題じゃないと思いませんか? 今でも、身内のことだからと、通報したことをおかしいと思っているんですか?」

    被告人「いや、一般的に、常識と思うと、娘の旦那っていう立場上、そこまでする必要あるかと」

    検察官「話し合いができないよ、と思うんでは?」

    被告人「話し合うべきですよ!話し合うべき!今もそう思う」

    二度目の事件では娘婿に抵抗されたというが「仕掛けたのは私ですけど、老人をさ、踏んだり蹴ったりですよ」と、年上で、妻の父親でもある被告人にする仕打ちではないと強く語り続ける。

    ●家族は皆、離れていった

    そんな被告人は法廷で、「官品」といわれる、黄緑色の作業着のような服を着ていた。これは家族や友人など、服を差し入れてくれる人がいない被告人が着ていることが多い。被告人には妻も娘も、また息子もいるのだが、黄緑色の服には家族との距離を感じさせる。

    そしてやはり実際に、家族全員と距離ができていることも分かった。証拠によれば「妻は被告人のDVにより心を病み、入院した」といい、かつて同居していた息子家族は、被告人を残して出て行った。

    検察官「奥さんや娘さん、息子さん家族……あなたに原因があって離れたのでは?」

    被告人「そりゃそうです。価値観が違う。俺の価値観と、女房や子供の価値観は違う。今回それを初めて知った」

    家庭の中で長らく、我を通して生きてきた結果、孤独な生活となった被告人。娘婿への筋違いの恨みも、寂しさゆえか。

    しかし、寂しい生活に至った原因も、被告人自身によるところが大きい。そのうえ当の娘婿や家族からすれば、恐怖以外の何者でもない。実際に娘婿は証人尋問で「次は殺される」と強い恐怖を訴えていた。

    ●下された判決は…

    公判では質問の終盤になっても、延々と娘婿への恨みを語り続けていた被告人。娘婿は被害者参加制度により法廷で被告人の発言を全て聞いている。

    被告人「今回、2発ぐらい殴られた。俺が仕掛けたことだから、どうのこうの言いたくないけど、動けない状態にしといてボコボコはないだろ」

    被害者代理人「2回殺せなくて悔しいという気持ちですか?」

    被告人「2回失敗してるからね。俺も死にぞこなってんだよ!今も悔しいかって?……俺に向かって『こいつ』って言ってきたこと、まだ腹立ってる。そりゃ許せないと思いますよ。『こいつ』はねえだろう……」

    もはや、きっかけの自転車だけでなく娘婿の全てが怒りの対象となってしまったように見えた。のちに言い渡された判決は懲役10年(求刑懲役13年)。80代後半で出所する。

    弁護士ドットコム
    https://www.bengo4.com/c_1009/n_14386/

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返信コメント

  • No.23 まっ犬ゆう

    22/05/07 10:51:47

    >>1
    >「妻は被告人のDVにより心を病み、入院した」といい、かつて同居していた息子家族は、被告人を残して出て行った。

    そんな中、ロードバイク貸してくれたりして、いいお婿さんだったんじゃないの?

    それがこんな事になって気の毒すぎ

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