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- 22/04/25 13:31:40
22歳の息子が交際中の女性に船上でプロポーズ予定だったと、悲痛な思いを明かしてくれた鈴木さん 北海道の知床半島の沖合で観光船が消息を絶ち、26人が行方不明になってから3日目…捜索に向かう漁船を見守った行方不明の乗客の家族が、悲痛な思いを話しました。 漁船の出港を見守った鈴木剛さん51歳…22歳の息子の智也さんが、交際中の女性と乗船していて、行方がわからなくなったといいます。 斜里町のウトロ漁港の駐車場には、智也さんの車が残されたままになっています。
◆鈴木さん… 「何とか早く見つけて話して欲しい。本当に…きょう(25日)で3日目なんですよ。沈んだまま帰ってこないんですよ」 「きのうも(24日)も(遺体を)見たけど、やっぱりいなかったっていう辛さですよね。遺体あがったって確認してきたけど、全部、自分の息子ではなかったので…」 「一日も早く、捜索して見つけて、暖かい布団をかけてあげたい、ただ、それだけですね、本当に悔しいです」
◆説明会では… 「(運航会社の社長は)なんですけど、やっぱり胸が詰まって言葉が出ないんですよ。代わりの人がいろんな話をしてくれたんですけど(社長は)足を組んでいたり、話にならないんですよ。指摘されてから『すみませんでした』」と、そういう会見でした。ずさんです」 「不信感です。ちらっと話をしたけど、なぜ(海に)出たんだと言ったら、検査したら問題なかったと。バカ言えと。浮いてるものが沈むっていうもの自体がおかしいじゃないか、検査にやっぱりミスがあったから沈んだんじゃないかって」
◆船体の傷について… 「それは直したと。でも、そういう話を聞いてるんじゃなくて、直したものが、なぜ沈んだんだと。沈んだものが出てこないから、いいように言ってるんじゃないかなと。こっちは何もわからないので」 「僕らも報道されている話をもとに傷があったとか、水が浸水したって情報しかわからない。正直なことをどこまでむこうが言ってくれるか、そこだけです」
◆なぜ、波が高いのに出たと… 「私は行けると思ったという判断ですよね。社長の。沖に出て高かったなら、なぜ引き返さなかったんだと聞いたけど、解決しなかった」 「漁師さんからもいろんな話があって、指摘されたのではないかという話もしたけど『私は行けると思った』と。それで話はもう終わりです」
◆去年の事故について… 「去年も同じような事故があったのではと言ったら『ちょっと軽傷で…』と、小馬鹿にしたような、軽傷だからじゃないだろ、あっちゃならない事故、そういうことがあったという会社であれば、もっと責任感もって運航してもらわなければ困るんでないですか」
◆息子さんは… 「(息子は仕事の)休みをとって、誕生日なので、サプライズで休みをとって(交際中の女性と)2人で旅行に来た」 「ここから乗ってって、一瞬の動画だったけど、これから行きますって、クルーズ船に乗って出ていったのが最後です」 「彼女の表情が、こういう状況で喜んでいましたと、一瞬だったけど、10秒くらいの動画、それが最後です」 「彼女の親御さんも来ているけど、ショックを隠しきれない、辛いです本当に」 「船でサプライズで、僕ら知らなくて、息子は僕らにも黙っていたけど、指輪も買って、そこでプロポーズを決めていたらしいんですよ」 「本当に彼女の親御さんとも夕べ、泣きながら話したけど、バラバラじゃなくて、せめてどんな形であれ一緒に出てきて欲しいと。それをせつに願っています」 「もう、ダメなのは覚悟しているけど、2人一緒に見つかって欲しい、それだけです」
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