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- 22/04/23 08:22:53
光母子殺害、第2次再審請求を棄却 広島高裁
4/23(土) 6:05 Yahoo!ニュース
広島高裁
1999年の山口県光市母子殺害事件で、少年時の殺人、女性暴行致死などの罪で死刑が確定した大月(旧姓福田)孝行死刑囚(41)の弁護側が、広島高裁に第2次再審請求を申し立て、同高裁が3月末に棄却する決定をしていたことが22日、分かった。弁護側は同高裁に異議を申し立てた。
弁護側は第2次再審請求で、新たな証拠とする報告書など9点を提出。学術論文などを基に「父親の虐待による脳への後遺症があったのに、それを配慮しない違法な取り調べが長時間行われた。供述の任意性や信用性に疑いがある」などと訴えた。
広島高裁の伊名波宏仁裁判長は3月31日の決定で、「一般的な論説の域を出ないもので、証拠価値が著しく低い」と指摘。「19歳時点の被告人質問の供述にも意思疎通に問題は見受けられない。完全責任能力があったことは明らか」と弁護側の主張を退けた。
弁護側は中国新聞の取材に対し「事実関係をきちんと究明しようという意思がない」と決定を批判した。
大月死刑囚は事件当時18歳1カ月。一審山口地裁と二審広島高裁は無期懲役としたが、最高裁が2006年、二審判決を破棄。差し戻し審で同高裁は08年に死刑を言い渡し、12年に最高裁が上告を棄却して確定した。弁護側は再審請求したが同高裁は15年に棄却し、19年に異議も退けた。最高裁は20年に特別抗告も棄却し、弁護側は同年、第2次再審請求を申し立てていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d52a8a1a309b48e862eec2d7c60504a2f464d1e
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