- なんでも
- 日刊ゲンダイ
- 22/04/17 15:11:41
「秋篠宮さまは悠仁さまが特別扱いされない教育環境を望まれていますが、関係者からすれば、そういうわけにはいかない」と話すのは宮内庁担当記者。
9日、悠仁さまは筑波大学付属高校の入学式に臨まれた。秋篠宮ご夫妻も出席されていたが、紺のスーツ姿の悠仁さまは報道陣に一人で対応。
「興味を持っていることをさらに深めていきたい」と語った。
すべてが滞りなく終わったが、周囲は今後、その対策に想像以上にエネルギーを使うことになりそうだ。
■「たえず誰かに監視されているような感じ」と嘆く生徒も
「自主・自律・自由の精神をうたっているはずの筑付の空気ががらりと変わってしまった」と話すのは、小学校から同校に在学する生徒の保護者。
あまりの物々しい雰囲気に唖然としているという。
「通常の授業が始まってからも、たえず誰かに監視されているような感じで、学校に行くのが楽しくなくなったと、うちの子も嘆いていました」
入学式までの数日間は学校関係者、警視庁、宮内庁の職員らが立ち代わり、校内のチェックを念入りに行っていた。
校庭を囲む生け垣には、侵入者を防ぐ忍び返しが設置され、正門には24時間体制で2人の警備員が常駐することになった。
こうした厳重な警備は秋篠宮家の求めるところではないとされるが、
「警視庁や宮内庁に3年前のトラウマがある」(宮内庁担当記者)という。
事件が起きたのは2019年4月26日。
お茶の水女子大学付属中学に内部進学したばかりの悠仁さまの机に、包丁2本が置かれていたのだ。
犯人は京都在住の50代の男だった。
上京後、都内のホテルに泊まり道具を用意。工事業者を装ってお茶の水女子大キャンパスに侵入し、
防犯カメラのケーブルを切断して犯行に及んだ。
その時間帯、悠仁さまのいるクラスでは体育の授業が行われ、教室は無人だった。
「皇室に批判的な考えを持っていたようですが、特に背景はなく、目的や動機もいまいちはっきりしない。
裁判(執行猶予判決)では男が世間に注目を浴びたかったと結論づけています。
いずれにしても、面目丸つぶれだったのは警視庁と宮内庁。
こんな簡単に皇位継承順位2位の皇族がいる場所に侵入できてしまうとは、どんな対策をとってきたのかと内外から批判を浴びたのです」(宮内庁担当記者)
■警備がいき過ぎとの声も
同じ轍を踏むわけにはいかないと、今回、警備が強化されたわけだが、いき過ぎではないかとの声が出始めている。
「通学路の途中にも警備関連と思われる人間が立っていて、何か疑いの目を向けられているのではと不安が募る生徒も少なくない。これが3年間続くとなると、子どもたちの精神状態にも悪影響を及ぼすのではと心配になってきます」(前出・保護者)
将来の天皇を守らなければならないのは当然としても、他の生徒たちが犠牲を強いられていいわけではない。
「秋篠宮さまも周囲に迷惑がかかることを非常に気にされている」(宮内庁担当記者)という。
同じ警備をするにしても、大人たちのもっとスマートな立ち振る舞いが必要ではないだろうか。
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