電力が不足した原因、"天気が悪くなり太陽光発電の発電量が低下したから"だった

匿名

バーマン

22/04/01 00:08:10

初の電力需給ひっ迫警報 課題が見えてきた

2022/3/23
NHK サクサク経済Q&A

東京電力管内と東北電力管内に政府が「電力需給ひっ迫警報」を初めて出しました。
東京電力管内では電力の使用率が100%を超えて、数字のうえでは需要が供給を上回ってしまう異常事態まで起きました。
なぜこんなことになったのでしょうか、何が問題だったのでしょうか。エネルギー問題の取材を続ける西園興起記者、教えて。

(略)

西園記者:

需給のひっ迫が繰り返される背景には構造的な課題があるんです。

その1つが、火力発電所の供給力の低下です。

要因となっているのは太陽光発電の導入拡大です。

日本の太陽光発電の累計の導入量はこの10年で20倍以上に増えています。

Q:
でも天候に左右されやすい?

西園記者:
はい。

太陽光発電は東京電力管内で天気が良く晴れる日などはおよそ1800万キロワット、大型の発電所18基分の出力になりますが、きのう(22日)のように雨や雪が降る日にはほとんど発電しません。

また、夜間も当然ですが発電できなくなります。

この不足分を補うため火力発電所が使われます。

しかし、火力発電は太陽光による発電が増える日中の時間帯などは需要に合わせて、出力を落とす必要があり、その結果、採算が悪化してしまうのです。

Q:
なるほど。

確かに太陽光発電を使っているあいだ、火力を使わないとなると稼働率が悪くなりますよね。

西園記者:
電力会社も民間会社ですから効率の悪い老朽化した火力発電所の運転を取りやめる動きが相次いでいます。

いざというときに電力の供給余力がないということになってしまうんですね。(以下略)


NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/articles/20220323.html

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