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- 22/02/05 18:22:22
脱“PTA強制”へ一歩「意思確認して」市立校に通知 北九州
2/5(土) 11:31 Yahoo!ニュース
北九州市教委は、PTAが任意加入の団体であることを保護者に周知し、入退会の意思を確認することなどを求める通知を全199の市立小、中、特別支援学校に送った。入退会などを巡るトラブルが各地で起きていることに対応した。強制感がつきまといがちだったPTA活動改善への一歩になりそうだ。【伊藤和人】
通知は2021年12月10日付。PTAの意義を認めた上で、PTAは任意加入の団体であり、入退会は保護者ら本人の意思に基づくものであることを周知すること、入会申込書や退会届を提出してもらうなどの方法で意思を確認するよう求めた。
各校のPTAと協議し、可能な限り新年度からの実施を要請している。また市個人情報保護条例に基づき、学校が保有する児童生徒や保護者らの個人情報を本人の同意なしにPTAに提供してはならないことも明示した。
PTAは法律に基づかない任意団体だが、大半の学校で全員加入が当然視されてきた。14年には熊本市で、退会届が受理されなかったとして保護者が市を提訴、21年には大分市の校長が、保護者に無断でPTAに個人情報を提供したとして地方公務員法違反容疑で書類送検されるなどのトラブルが起きている。
通知を受けて、北九州市PTA協議会も同趣旨のガイドラインを198の加盟PTAに送った。入退会の意思を文書で確認することを理想とし、できる限り実現に近づけるよう呼びかけている。
三浦隆史・同協議会長によると、文書での意思確認を実施しているPTAは全体の1割程度ではないかという。三浦会長は「意思確認により入会者は減るかもしれないが、必要な活動を取捨選択して新しいイメージのPTAに進化させる好機と受け止めたい」と話した。
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