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- 22/02/04 05:30:36
「夫が人を殺したと言っている」
1月28日午前0時ごろ、東京都多摩市のマンションで、「事件現場」から家に戻った夫の信じられない告白を受けた妻から110番通報があった。しかも、その夫が手にかけてしまった相手は、20歳近く年が離れた上に、夫と不倫関係にある女性だったのだ――。
事件が起きたのはJR武蔵小金井駅から約1.5キロメートル離れた東京都小金井市にある、茶色いアパートの2階の1Kの一室だ。アパートの前には旧五日市街道が走っているため通行人や車通りが少なくないが、歩道には草木が茂りのどかな風景が広がっている。
110番通報を受けた警視庁の捜査員たちがアパートに駆け付けると、8畳ほどの部屋に置いてあるベッドの上に、住人の私立大女学生・米丸怜那さん(23)が横たわっていた。
警視庁関係者が明かす。
「110番通報を受けて消防隊員や警視庁小金井署員が米丸さんの部屋の中を確認すると、米丸さんはすでに心肺停止状態でした。さらに、遺体を確認すると首には絞められた痕があり、顔にも殴られた傷がありました。部屋の窓や玄関は施錠されていましたが、米丸さんがなんらかのトラブルに巻き込まれたことは明白でした」
40代会社員の夫が妻に「殺人を自白」
小金井署は同日、殺人容疑で110番通報してきた女性の夫で、東京都多摩市の会社員である丸山一平容疑者(42)を逮捕した。丸山容疑者は米丸さんを殺害した後、直線距離で約10キロメートル離れた自宅まで車を運転して帰宅。妻は、帰宅した丸山容疑者からの「自白」を受けて、代わりに通報したという。
丸山容疑者は、自宅マンションを訪れた警視庁の捜査員から任意同行を求められると、すでに覚悟を決めていたのか、抵抗することなく素直に応じて連行された。逮捕後の調べに対しても、「首を絞めて殺した」と容疑を認めている。
20代の女子大生と、東京都郊外のマンションで所帯を持つ40代の会社員の男。一見して交わりそうにない2人だが、一体どこで接点を持ったのだろうか。全国紙社会部記者が明かす。
「2人の年齢は2倍ほど離れていますが、丸山容疑者は逮捕後の警察の聴取に対して、米丸さんとは『以前交際していた』と説明しています。つまり、結婚している丸山容疑者と米丸さんは不倫関係にあったようです。丸山容疑者が事件当日に米丸さんの部屋を訪ねた理由については、『交際していたが、話をするためだった』と説明しています」
しかし、米丸さんの知人によると、「2人は米丸さんのアルバイト先で知り合い交際を開始したが、その後に関係を解消している」という。
「丸山容疑者は『もう一回つきあいたい』と復縁を求めたが、米丸さんはその申し出を断った。その後に口論となり、丸山容疑者が米丸さんの顔を殴ったり首を絞めたりなどして殺害しています。不倫関係の継続には、既婚者である丸山容疑者の方が執着していたようです」(同前)
復縁を断られ、突発的に犯行に及んだか
犯行直後には証拠隠滅を図ろうとしたともとれる行動を取っている。丸山容疑者は警察の聴取に対し「(犯行後、現場から)携帯と鍵を持って行った」と説明したという。
「米丸さんを殺害後、丸山容疑者は米丸さんのスマートフォンと家の鍵を持って、現場を立ち去っているのです。その際、米丸さんのアパートを施錠している。スマホには事件前に2人がやり取りした内容が記録されていますから、捜査が自分に向くことを怖れたのでしょう。さらに鍵をかけ、犯行が発覚するまでの時間を稼ごうとしたと考えられます」(同前)
警視庁関係者によると、「米丸さん側からストーカー被害を受けているなどの相談はなく、部屋に無理やり押し入った形跡もなかったことから、復縁を断られたことによる突発的な犯行だとみられる」という。
事件を受けて米丸さんの親族は、記者クラブ加盟社に対し「捜査の進展を見守りたく、コメントすることは差し控えさせていただきます」としている。身勝手な犯行で奪われた命は重い。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdd5e62075ee4fce00b60a3e1cbf12caf1a36dba?page=2
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