【速報】母親に懲役11年求刑 3歳長女を放置し旅行に出かけ衰弱死させた罪
2/1(火) 12:02 Yahoo!ニュース
母親に懲役11年求刑 3歳長女を放置し旅行に出かけ衰弱死させた罪
3歳の長女を自宅に放置して旅行にでかけ衰弱死させた罪に問われている母親の裁判で、検察側は懲役11年を求刑しました。

梯　沙希（かけはし　さき）被告（26）はおととし6月、東京・大田区の自宅アパートに長女の稀華（のあ）ちゃん（3）を放置して児島旅行に出かけ、脱水症状と飢餓で衰弱させ死なせた保護責任者遺棄致死などの罪に問われています。

きょう、東京地裁で開かれた裁判で検察側は梯被告に対し懲役11年を求刑しました。

梯被告は初公判で起訴内容を認めていて、裁判では「交際相手の知人に誘われて断れずに鹿児島に行った」「旅行中も稀華ちゃんが心配になり楽しめなかった」と話しています。

これまでの裁判で検察側は、梯被告が旅行以外にも知人との会食などのため何度も稀華ちゃんを残して外出したと指摘、常習性があったとし「身勝手な犯行」としています。

一方、弁護側は「梯被告は稀華ちゃんを愛していた」としたうえで、梯被告が幼いころ母親から受けた虐待の影響などを考慮するよう求めています。

裁判では、梯被告自身も母親から包丁で刺されたり、ごみ袋に入れられ数日間風呂場に放置されたりするなどの虐待を受けたことが明らかになっています。