• No.16 匿名

    21/12/13 23:14:46


    アルコールとベンゾジアゼピン系睡眠薬の併用はいけません。 記憶障害、呼吸抑制、翌日の眠気、ふらつきなどが起こるとされています。 アルコールの分解とベンゾジアゼピン系睡眠薬の分解が同じところで、同じ酵素によって行われるため、一緒に飲むとそれぞれの分解が遅くなり、両方の作用が強まってしまうために起こります。


    鎮静薬、睡眠薬、または抗不安薬中毒

    疾患の具体例
    24歳、男性。1年前から不眠や不安に悩まされ、医師からベンゾジアゼピン系の医薬品を処方されています。ある時、対人的なストレスから自暴自棄になり、その医薬品を大量に服薬して昏睡状態に陥り、救急搬送されました。

    特 徴
    「鎮静薬、睡眠薬、または抗不安薬中毒」の基本的特徴は、それらの物質を使用中または使用直後に現れる不適切な行動、あるいは心理学的変化です。行動面では、異常に性的な行動をとったり、攻撃的になったり、仕事や社会的な義務を実行できなくなったりします。心理面の変化としては、判断力が低下する、気分が不安定になるなどの症状が起こります。また、アルコールを使用した時のように、ろれつが回らなくなったり、協調運動障害(日常的な動作がうまくできなくなる)や不安定歩行で転んだり、事故を起こしたりする人もいます。重症の場合は記憶を失う(ブラックアウト)ことや、昏迷または昏睡に陥ることもあります。 この障害になる人は、医学的な必要性で鎮静薬、睡眠薬、または抗不安薬を処方される人だけでなく、わざと中毒症状になるために医薬品を使う人も含まれます。医薬品を友人や家族から譲り受けたり、いくつもの医療機関を受診して入手したりする人もいます。また、処方された医薬品を用量以上に服用する、多種類の医薬品を一気に服用する、鎮静薬、睡眠薬、または抗不安薬をアルコールと一緒に服用するなどのケースもあります。

    有病率
    鎮静薬、睡眠薬、または抗不安薬中毒の有病率は明らかになっていませんが、これらの物質を医学的な目的以外で使用する人のほとんどは、何らかの中毒症状を示すだろうと考えられます。      

    治 療
    鎮静薬、睡眠薬、または抗不安薬を過剰摂取した場合の治療として、胃からの吸収を後らせるために胃洗浄、活性炭の投与が行われます。患者がすでに昏睡状態であれば、バイタルサインおよび中枢神経系の慎重なモニタリングをし、必要に応じてレスピレーター(人工呼吸器)を装着します。通常、過剰摂取から回復するまでは集中治療室(ICU)で入院治療をします。

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