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- 21/12/09 14:43:20
2人は毎朝いっしょに通学する仲良しコンビ。11月18日もいつも通り村居君が足立君の家に迎えに行き、おしゃべりをしながら学校へと歩いていた。
すると、民家の窓から黒い煙が立ちのぼっていた。奥では真っ赤な炎も上がっている。足立君には「火がとても大きく見えた」といい「他にも燃え移るかもしれない」ととっさに思った。そして、隣の村居君が大声で叫んだ。
「火事や!」
叫び声が通学路に響くと、近くに住む大人が家から出てきた。2人はすぐに駆け寄って「火が出てるんです」と伝え、119番をしてもらった。
逃げ遅れた人はいないだろうか…。2人はとにかくそれが心配で、近くにいた大人に「中に人はいませんか」と聞きながら、消防車の到着を待った。
5分ほどたって消防隊員が駆け付けると、火はすぐに消し止められ、けが人はいなかった。2人はほっとして、授業に遅れないよう急いで学校へと向かった。
現場で大人たちが動揺する中、2人は「何でか分からないけど冷静でいられた。2人でいっしょにいたからかな」と目を見合わせ、「とにかく大事にならなくてよかった」とほおを緩めた。
11月から尼崎市内で火災が頻発している中での出来事。直接火を消したわけではなく消防表彰の対象にならないので、大西東福祉協会は、2人の冷静な対応をたたえて感謝状を贈った。
村居君は「なにかの本にあった叫んで助けを呼ぶシーンを思い出して、とっさに声が出た」と話し、足立君は「自分も火を使うときは気を付けたい」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/60e90aba86f94f76ebec834ec2a5f99d9ca81ebf
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