ペットのコーギー犬を対策員が撲殺、中国の「ゼロコロナ」があおる過酷な措置

匿名

広島電鉄白島線

21/11/16 18:05:13

閲覧注意 辛い描写があります 苦手な方は見ないでください

香港(CNN) 激しくドアをたたく音に、眠っていたコーギー犬は驚いて跳ね起き、寝床から飛び出した。ドアが開くと防護服姿の2人がリビングルームに入ってきた。1人はバールを、もう1人は黄色いビニール袋を持っていた。

「この場で片づける必要があると指導者は言ったのか?」と1人が尋ねると、もう1人が「そうだ」と答え、コーギー犬が下に隠れているテーブルに近寄ると、バールで犬の頭を殴りつけた。犬は悲鳴を上げて別の部屋に逃げ、カメラから姿が消えた。

この悲惨な場面をとらえた防犯カメラの映像は、コーギー犬の飼い主がSNSに投稿した。コーギー犬は12日、中国南部・江西省上饒市の自宅で、新型コロナウイルス感染防止対策の作業員によって殺された。飼い主は近くのホテルで強制隔離されていた。

中国のSNSには犬を殺したことに対する非難の声が殺到している。今回の出来事は、「ゼロコロナ」を追求する戦略の下、中国の自治体が過酷な措置に出ている現実を見せつけた。

各地でデルタ変異株の感染再拡大が続く中、中国の自治体はとてつもない感染拡大食い止めの圧力にさらされている。これまでのところ、中国の省区の約3分の2で、1300例を超す症例が報告された。

犬が殺された地区は、数例の症例が確認されたことからロックダウン(都市封鎖)に入っていた。飼い主は中国大手SNS「微博(ウェイボー)」への投稿で、全住民が12日から政府の隔離施設に入ることを義務付けられたが、ペットの同伴は認められなかったと説明している。

飼い主のフーさんによると、自身の検査結果は陰性だったといい、12日に隔離施設に入る前に何度も係員に確認して、建物の消毒作業に際して飼い犬を連れ去ったり殺したりはしないと説明されていたという。しかしその日の午後までに、感染防止対策の作業員が玄関ドアをこじ開けてフーさんの部屋に入り、犬を殴りつけた。

「犬は殴られるのをよけようとして寝室に逃げ込んだ。だから防犯カメラには映っていなかったけれど、かすかなうめき声が聞こえた。数分後、彼らは片付けたから持ち去ろうと言い、手に黄色いビニール袋を持っていた」。そう伝えたフーさんの投稿は、その後削除された。

「今もなお、私の犬が生きているのか死んでいるのかも、どこに連れ去られたのかも分からない」と言い添えている。

フーさんの住む集合住宅がある信州区は13日に発表した声明で、この地域の住宅を「徹底消毒」する必要があったとして、犬を殺したことを確認した。

そのうえで、作業員が飼い主と十分な連絡を取ることなく、犬を「安全に廃棄した」ことを認め、関与した作業員は職務から外したと説明。飼い主には謝罪して理解してもらえたとしている。

しかし飼い主はウェイボーへの投稿で、地元当局や勤務先から投稿を削除するよう圧力をかけられたと訴えている。

中国当局が厳格な新型コロナ対策の一環としてペットを殺したのは今回が初めてではない。昨年9月には北東部の黒竜江省ハルビン市で、陽性と判定された猫3匹が飼い主の同意なく殺された。飼い主は新型コロナに感染して病院に隔離されていた。

それでもペットに対して過酷な対応を取る自治体ばかりではない。今年1月には上海で住民が集中隔離施設にペットを同伴することが認められ、当局の対応に称賛の声が広がった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5580fbc7f709ef5214ad4c1ba1d21d863ead686

コメント

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  • No.1 近鉄天理線

    21/11/16 20:26:04

    初期も高層マンションから放り投げたとかやってたよね
    オリンピックに日本の選手行くのかぁ

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*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

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