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- 21/10/10 04:59:35
【ニューデリー=小峰翔】ブータンの首都ティンプーに日本政府の支援で建てられた柔道場が完成し、9日、オンライン開所式が行われた。国際規格を満たす同国初の試合場を備えており、出席者は柔道の普及と競技力向上を誓った。
道場建設には日本が約1400万円を無償供与した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う入国制限などが影響し、着工から3年近くかかって完成した。
ブータンでは2010年に柔道協会が設立され、日本の全柔連や講道館などが指導者を派遣してきた。11年に国賓来日したジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王も柔道に親しんだ経験があり、関係者は普及に期待している。
開所式には、全柔連の山下泰裕会長が「柔道が大好きで練習に励む選手が増えてほしい」とメッセージを寄せた。
今年夏の東京五輪の柔道競技にブータンから初めて出場したンガワン・ナムゲル選手は「適切な方法で柔道を広めていきたい」と意気込みを語った。
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