5月に接種完了の76歳の抗体量 高齢者施設のクラスター相次ぐ理由は 福岡県

  • なんでも
  • 友三角
  • 21/09/29 13:22:35

驚きの結果…5月に接種完了の76歳の抗体量 どう変化? 高齢者施設のクラスター相次ぐ理由は 福岡県
2021/09/28 20:00テレビ西日本

政府は年内にも新型コロナワクチンの3回目の接種を実施する方針ですが、自分の抗体の量の変化について気になっている人も少なくないと思います。
抗体の減少が心配される高齢者に、どれだけの抗体があるのか緊急取材しました。
福岡市に住む樺田広明さん、76歳。
自治会長を務める樺田さんは2021年4月、福岡市の優先枠でほかの高齢者よりも一足早く1回目のワクチン接種を受けました。
◆樺田広明さん
「僕の場合、基礎疾患をだいぶ持っとるから、かかったら終わりだと思ってましたので良かった」
5月に2回目の接種を終えてから約4カ月が経過し、今、ある不安を抱えています。
◆樺田広明さん
「安心していたら抗体が切れるとか言うので、これはいかんなと。この年齢でコロナで死んでしまうのは残念」
樺田さんが懸念しているのが、「抗体切れ」による「ブレイクスルー感染」。
◆記者
「こちらの高齢者施設では今月に入り、2回のワクチン接種を終えていた高齢者や利用者10人以上が感染しクラスターとなりました」
福岡市城南区のデイサービスでは、9月5日までに利用者12人と職員3人の合わせて15人の感染が判明しました。
施設によると、感染者のうち11人は7月までに2回のワクチン接種を終えていたということです。
県内では同様に、ワクチンの優先接種の対象だった高齢者施設でのクラスターが9月だけで7件発生しています。
◆日本ワクチン学会理事 森内浩幸医師
「抗体の量がある一定のレベルを切ってしまうと、ブレイクスルー感染を起こす可能性はある。ある程度定期的に接種していくことが必要」
2021年5月に接種を終えた樺田さんの体には、どれだけの抗体が残っているのか?
今回すでにワクチン接種を終えたTNCのスタッフ5人と一緒に、抗体の量を検査しました。
検査に使用したメーカーなどの資料によると、数値が50以上あれば抗体があるとみなされ、2150を超えれば80%、6350を超えれば99%の確率でウイルスから体を守るのに十分な抗体があるとされています。
検査の結果、接種完了後4〜6週が経過したスタッフ5人のうち、ファイザー製のワクチンを接種した4人の抗体量は、一番多い人で1万2000。
最も少ない人で4000あまりとなりました。
さらに、モデルナ製のワクチンを接種した1人の抗体量は、3万9000となりました。
そんな中、気になる樺田さんの検査結果はー
◆樺田広明さん
「330.9!?」
なんと、樺田さんの抗体量は300あまり。
抗体はあるものの、一緒に検査を受けた5人と比べると圧倒的に少ない結果となりました。
◆樺田広明さん
「もうびっくりした、残っているのは分かるけど」
◆妻・初子さん
「びっくり。(3回目は)できれば早い方がいい」
◆樺田広明さん
「(感染の再拡大は)年末までには来るんじゃないか。今度来たときに用心をしておかないといけない」
8月、愛知県の藤田医科大が発表した調査結果では、ワクチン接種を受けた200人あまりの抗体の量を調べたところ、抗体量は1回目から2回目へと接種後に増加するものの、1回目接種の3カ月後には約4分の1まで低下することが分かりました。
◆日本ワクチン学会理事 森内浩幸医師
「(抗体量は)だいたい1カ月で半分減っていきます。これだけ減っていると慌てるけど、当たり前のこと。重症化を防ぐ効果は今でも十分期待できる。抗体が下がるということは、ブレイクスルー感染が起こりやすくなるということであっても、重症化していくのを止めることができないということではない」

  • 0 いいね

利用ルール・禁止事項をご確認ください
誹謗中傷、個人情報、プライバシーを侵害する投稿は禁止しています。
また誹謗中傷においては、法改正により投稿者の情報開示について簡易な裁判手続きが導入されております。

古トピの為これ以上コメントできません

ママ達の声投稿されたコメントを掲載しています

画像表示ON・OFF

    コメントがありません

※コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

新しいトークテーマを作ろう

子育てや家事、旦那に関する悩み相談、
TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!

トピックランキング

もっと見る

コミュニティカテゴリ