なか肉
食卓に欠かせない野菜の価格の高騰が続いている。消費者は頭が痛い状況だ。今回エブリィでは、家計を守るため、家族の健康を守るために、食卓の様々な工夫を聞いた。
鹿児島市の青果店を訪ねると、葉物コーナーでは、レタス1玉299円、ハクサイは4分の1カットで299円だった。客は「家計に響く。毎日食べる品だから。買えない」と頭を悩ました。
8月下旬の長雨による発育不足などで、野菜の価格が高い状態が続いている。
かごしま産直市場の池畠正社長は「ハクサイやダイコン、レタス、葉物関係が、値段が特に高くなっている。価格高騰は、10月半ばごろまでかかるんじゃないか」と話した。
葉物野菜の価格は、去年の同じ時期に比べ、約1.5倍。
客は「いつもレタスを1玉買うが、今日は高いから半分で」、「以前はキュウリを100円で買えていた。ジャガイモ、キュウリを入れて、卵、ハムを2,3枚入れて、マヨネーズで」とキュウリの量を他のものでカバーするという。また「味噌汁の具材を変えて貝汁にしてみたり、葉物が高いから買わないようにしている」、「常備菜を作っている。乾燥野菜とか干し大根やひじきを煮て」と工夫は様々だ。
池畠正社長は「サツマイモやニガウリ、オクラなどは値段的には安い。そういう物を上手に使ってもらえれば」と話した。
価格の高騰の中、野菜をどう補うのか。管理栄養士の長友ゆかりさんは「野菜で得られる栄養素がビタミンやミネラル、抗酸化物質なので、毎日補充しなければいけない。野菜が高くてあまり買えない時は、乾燥野菜や冷凍野菜や缶詰、紙パックに入った水煮のもので代用するチャンス」だと話した。
管理栄養士の長友さんによると、乾燥野菜などの加工品や価格が手ごろな野菜のほか、キノコ類や水耕栽培のトウミョウやカイワレなどは価格が通年安定していて取り入れやすいという。手頃な時期に野菜をたくさん買って冷凍保存するのも、一般的に2,3カ月は日持ちして活用できるそうだ。
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