ウワスジ
新型コロナウイルスに感染してしまったら、私たちは感染症法に基づき、隔離された生活を送らなくてはなりません。新型コロナに感染し、隔離生活を経験したシングルマザーがBBTの取材に応じました。自分と子どもの命を守るため、孤独と闘い続けた数日間を振り返ります。
富山市に住む、30代の女性。
小学校低学年の2人の子どもを育てるシングルマザーです。
新型コロナの感染がわかったのは、先月23日。感染経路は不明で、症状は突然の発熱からでした。
*女性「38度7分の発熱と寒気、悪寒があって、それと頭痛。ベッドから起きられない状態でした…」
富山市に引っ越してきたばかりで、頼れる両親や知人は近くにいません。
感染がわかり、はじめに頭に浮かんだのは子ども達のことです。
*女性「このメモを常にテーブルに置いておいて、『おなかがすいた』などと声をかけても、私の返事がなかったときは、このメモを持って誰かに助けを求めに行くんだよってことを伝えていました」
シングルマザーである女性にとって、子どもと離れて暮らす選択肢はなく、その後、家族全員が陽性に…。
女性は、「ホテル療養」ではなく、「自宅療養」を選択したことを後悔していると言います。
*女性「ホテル療養を保健所の方にお願いしたが、食事提供あるだけで(ホテルへ行くと)荷物増えるだけと言われ、食事だけでもありがたいですと伝えたんですが、自宅がよくないですかと言われてしまって…」
促されるまま、自宅療養を選択した女性。
しかし、頼れる人は近くにおらず、家にあった食料はすぐに底をつきました。
離れて暮らす両親にレトルト食品などを届けてもらいながら何とか過ごしていましたが、発症から4日後、体調に異変が…。
*女性「息を吸っているんだけど吸えていないような…。胸の苦しさを感じて、すぐに保健所に電話をしたんですが、救急車は呼ばないでくださいが第一声で、折り返しますと言われた。いろいろなことが頭の中でぐるぐる回って、子ども達はどうしようって、電話がなかなかかかってこなくて、このまま私、死んじゃうのかなって、本当に不安でした」
およそ30分後、保健所から折り返しの電話があり、子どもを連れて自力で病院に向かうよう指示があったといいます。
*女性「頭もまわっていない意識がもうろうとする中、本当に運転していいのかと。何度も車をとめて落ち着いたら運転してを繰り返して、30分くらいの道のりですが1時間くらいかかりました」
診察の結果、大事には至りませんでしたが、新型コロナにつきまとう「孤独な環境」が、体調の悪化や不安な気持ちを増長させる要因のひとつになると女性は語ります。
*女性「周りに頼る人がいないと本当に孤独との闘い。そしてコロナとの闘い。本当につらくてしんどかった。今のうちから頼れる人を探しておくことも必要。不安な気持ちや生きるか死ぬかといったつらい思いを、これ以上ほかの人にしてほしくない。それを伝えたいと思った」
1へ続く
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